樹木希林さんと古民芸愛好家・尾久彰三さんが骨董品・民芸品にまつわる旅をする『温故希林』。
温故希林 台湾! 樹木希林の骨董(こっとう)珍道中「山の民の美しき手仕事」
https://hh.pid.nhk.or.jp/pidh07/ProgramIntro/Show.do?pkey=505-20171122-10-08072
この中で紹介されていた、台湾南部の少数民族パイワン族の手編み袋「シカウ」。
麻のようなもので編んだリュックサックのようなものだけど、父が戦時中、台湾から予科練入隊のために四国へ渡る際、着替えや身の回りのものを入れて持って来たのが正にこれだったと話してくれた。
当時は「生蕃袋(せいばんぶくろ)」と言ったそうだ。番組で紹介されたものはボーダー柄が入っていたけど、父のは無地。大して大きくはないこれひとつで故郷をあとにして、その後この「編み袋」は予科練で支給されたもの以外の私物を入れて台湾の実家へ送り返したという話だった。
確か前に番組を見ていた時にも聞いた記憶があるけど、また聞けて良かった(笑)。