こんばんは。
風の冷たさが、師走らしくて
気分が引き締まってきました。
チョロちゃんというのは、お向かいさんの猫ですが、
保護されて、桜耳になって、いつも外にいます。
そのチョロちゃんの姿がここ2、3日見えない。
お向かいさんは、保護した時、
他にも猫を飼っているので、わざわざ
2階の一部屋をチョロちゃん専用にしてあげたのに、
ある日、
「2階の窓から脱走して、
それ以来、家の中には、絶対に入らへん」というのです。
甘えん坊で、人の気配は欲しいが、
自分の好きなようにしていたい。
閉じ込められるのは、ごめんなのか、
人の手が伸びると飛びのいて逃げる。
過去に何があったのか。
可愛く振る舞えばよいものを、頑固でひねくれもの。
「素直じゃないねえ。損な性格だねえ」
チョロちゃんのテリトリーに我が家の周りは、入っている様子。
2階のベランダで寝ていたり、1階の台所の横を通ったり。
痩せてるから、大丈夫かな、とほんの数粒、トリート(猫のオヤツ)
をあげると、時々、食べに寄ってくれるようになり、
部屋の中に短い間、入って警戒しながらもくつろぐようになってきた。
(一杯飲み屋がわりの我が家)
(何やってたの?ある土曜の朝、朝帰りっぽいチョロちゃん。おやつを待ちながらコックリ)
時々、よそから猫が来ると、相撲の仕切りみたいに
お互いの様子を見ながら、
時々、フギャ〜〜〜〜、グワ〜〜〜〜とすごい声がする。
顔に傷を負って、ちょっとションボリに見えたチョロちゃんには、
「こういう日もあるさ。まあ、これでも食べなよ」と励ます。
一見クールにしているくせに
いつもお向かいさんのドアの前で
きちんと座って、中に向かって、
どこの歌姫かというくらい、
愛らしい声で、ニャーニャーなく。
最初、私は
「お母さ〜ん、お母さ〜ん」と泣いているように聞こえ、
マッチ売りの少女を読んだ時みたいな
気持ちになって胸を痛めていたけれど、
「チョロちゃん、よく玄関先でないてますよね」
お向かいさんに尋ねてみたら、
「缶詰のエサ、ちょうだい、って言うてるねん。
部屋の中に飼ってる猫のエサが余ったら、
やるねんけど、今日はないねん。
カリカリは、いつも置いてるねんけどね」
おやまあ、ホントだ。
山ほどのドライフードが玄関横に、チョロちゃん用に置いてある。
腹ペコで痩せ細る可能性はなさそうです。
ダリアの鉢植えは、格好の寝床となり、
結局、ダリアは途中で枯れてなくなった。
去年の冬は、お向かいさんの自転車の、
カバーのかかったカゴの中で寝て寒さを凌いだ様子。
そろそろ寒くなってきたし、大丈夫かなあ。
どこへ行ったのかねえ。
どうしたんだろうねえ。
似た者同士なのか、
主人は私以上にチョロちゃんのことが心配。
今日、お向かいさんを見かけたので、聞いてみました。
「最近、チョロちゃん、見かけないんですけれども」
「この間な、2階の物干しの高いとこに登ってな、
自分で降りられへんねん。そして、逃げようとするから」
(え、まさか、そこから落っこちた、とか。。
)
「ぎゅっと捕まえてな、そのまま2階におるねん。
1時間くらい、窓開けて、また逃げてもいいわ、と思ったけど、
逃げへんかったわ。
私が部屋に入ると、タンスの上とかに上がるねんけど、
外に出やらへん。暖かくなったらまた外だそうか、思ってるけどね」
そっか〜〜〜。
よかった〜〜
ホッとして急に元気が出たのでこれを書いています