「子どもが野菜を食べてくれない!」

というお悩み。よく聞かれます。
わたしも子どもが3人いますので、すごーくよくわかる。

と同時に、ちょっとモヤッとする気持ちもあるんです。

どこがって? うーん。


「食べてくれない」


っていうところかなぁ。
ちょっといじわるな言い方に聞こえるかもしれませんが
いつからあの人たちは

「食べて下さる」

立場になったのかな、なんて思っちゃうんですよね~。



ちょっと思い出してください。懐かしい昭和の風景を(笑)


わたしたちは何を食べて育ちましたか?
家庭料理は、子どもの好きな食べ物が中心でしたか?
毎日、ごちそうでしたか?
子どもには、好き嫌いを言う自由はありましたか?


我が家の例でいうと…

煮もの、焼き魚、和え物、おひたし…
同じようなメニューが、ひんぱんに並びました。

子どもが好きなシチューやグラタンなどが続くと
「こんなもので酒が呑めるか」と、父がいやな顔をしていたのを
思い出します。

焼き魚、煮魚が並ぶことが多かったから
たまーに、鶏のから揚げなどが出てくると
小躍りしていました(笑)


当時のわたしは、おひたしや和え物のおいしさは
理解できませんでした。
ひじきや切り干し大根の煮物も
なんでこんなにしょっちゅう出てくるんだろう?と思ってました。



でも、そんなことを言ったら

「文句言うやつは出ていけーーー!!!」

と父に怒られ

「アフリカの子は、食べたくても食べられないのよ」

と母に諭され

「女の子は毎日ひじきを食べると、髪が黒くつやつやになるからね」

と祖母にはげまされ(笑)


出てきたものをいっしょうけんめい食べていた覚えがあります。




今、お母さんたちの家庭料理をサポートする立場になって思うのは
家庭料理と外食の、圧倒的な違いです。

おいしさ、豪華さをめざすのが、外食。

そして家族の健康や、家計、ライフスタイルに合わせていくのが
家庭料理です。



おいしければいいってもんじゃない。
お母さんは、体に良くて、家計に優しくて
子どもの年齢や運動量に合った料理を考えて、用意しているわけですから…



こどもがね、えらそうに、うまいまずいジャッジしてんじゃないの!



なーんてちょっとね(笑) 思うわけですよ。
いやね、怒って食べさせなさいと言うわけではなくて…

★おかあさんが何を思って、こういう料理を作るのか
子どもたちは、今日のごはんの意味をちゃんと分かっているのか
あなたたちは、健康的な大人に育つために何を食べなくてはいけないのか

そんなことをね、おうちでちゃんと教えてあげましょうね、ということなんです。
もちろん時代に合わせた、楽しいやり方でね♪

ついでに言うと、

★どうして子どもたちは野菜を食べないのか
★どうやったら食べるのか

なんてことにも、ちゃんとノウハウがあるんですよ。



5月28日(土)13:15~14:30

静岡県の袋井市ということろで
そんな「家庭の食育」のノウハウについてのお話をします。
無料です。


交通費かけて聞きに来ても、十分モトがとれますよ~



詳しくは、こちらをご覧ください。
http://miwa288.hamazo.tv/e6781359.html



************

ps. 知人から、こんな質問がありました。


「食べ物の好き嫌い、子育てで一番の悩みの一つだよね。
よくうちらの頃かそれ以上だと学校の給食で、完食するまでひたすら居残りさせるとか、口に無理やり押し込むとか、完食実績をクラス毎に競わせるとかで、力ずくで食べさせることが時折あった。何だか逆にトラウマになって尚更嫌いになりそうな。
一方でアメリカでは、農業団体が子供に多いほうれん草嫌いをどうにかしようとして、あのアニメ「ポパイ」ができて、大量のほうれん草を食べて力モリモリになるあの派手なパフォーマンス。
こういうのって、食育の観点ではどう評価されるものなのかな?専門家としての意見を聞きたい。」


これはね、わたしは完全に後者です。でも、ポパイとかサカナクンとか、メディアの力に頼らなくたって、家庭で簡単にできる楽しい食育というのはいっぱいあるわけで。その方法をわたしはご紹介するのが仕事だと思っています(*^^*)