劣等感がハンパない | 青峰佑樹オフィシャルブログ Powered by Ameba

青峰佑樹オフィシャルブログ Powered by Ameba

青峰佑樹オフィシャルブログ Powered by Ameba


小学生時代


僕は1人の男に嫉妬した。

泣きながら嗚咽を吐きながら帰ったこともある。


野球にサッカーにドッチボールにキックベース。50m走に100m走にマラソンに二重跳び。


1つも勝てない。何一つ勝てない。

アイツはクラスでいつも1番。

それも群を抜いての1番。


「僕じゃあ到底及ばないな。」


僕は特別じゃないんだとこの時気付かされた。



でも、、

悔しい。悔しい。悔しい。


情けない。弟にカッコいいお兄ちゃんを見せなきゃ。このままだと哀れだ。



そうだ。知恵の輪だ。知恵の輪なら勝てる!
あのスポーツバカのアイツに!!


親に頼んで知恵の輪セットを買ってもらった。


1セット6個ある知恵の輪を一つ一つ外してはまた繋げて何度も練習して完璧の状態で学校に持っていった。

友達に見せたら皆んなが興味を示してくれた。
皆んなが1つもクリアできないものを僕は糸も簡単にクリアする。

それを見て皆んなが拍手してくれる。
口々にすげー!天才じゃん!かっこいい!

僕はヒーローになれた。

嬉しかった。
認められるってこういうことなんだ。




でも、アイツは

興味を示さない、全く。

休み時間校庭を見ると蟻に糸をつけて散歩させてるアイツ。

学校が終わるとすぐに家に帰るアイツ。


噂ではクワガタ相撲にハマっているらしい。


それも交尾させたクワガタのメスに産卵させて
幼虫からサナギ、そして成虫にするという
なんだか科学者みたいなことをしているそうだ。

そのクワガタが全国クワガタ相撲大会で優勝したときた。



それを自慢しないアイツはなんなんだ。


もっと自慢しろ。自慢しろって。クソが!



そっとアイツの机の上に知恵の輪を置いた。


休み時間から戻ってきたアイツは
机の上に置いてある知恵の輪を手にとった。


ガチャ、、


ガチャガチャガチャ。



10秒くらい触ったらアイツは机の上にそのまま知恵の輪を置いて教室をでて行った。



「10秒?そんなはずはない。そんなことあってはダメだ。6個ある内の1番難しいやつを置いたんだ。僕だって2時間掛けてやっと外せたんだぞ?」


サッと手に取り見てみると




カチコチに動かなくなった知恵の輪。


いくら解こうとしてもカッチカチでビクともしない知恵の輪。


アイツは僕の想像の遥か斜め上を行った。

改めて気づかされた。

アイツとは比べたらダメなのだと。


そんなアイツが20年ぶりに目の前に現れた。


六本木ヒルズに向かっている。

足を止めたその先は
ポケモンGOでジムになっているところ


僕もやっているからわかる。

アイツはカーブボールを投げながらまずポッポを捕まえている。


声をかけた。


久しぶりに会うアイツは国内でゲットできる
ポケモンを全てゲットしていて
トレーナーレベルは35ときた。



僕は結構自信が
あったけどレベル33。




アイツはホウオウも1球で捕まえたのに、僕は12球投げて逃げられた。



また負けた。




今はレポーターをしてるそうだ。



応援してるぞ!青峰くん!




っと、思い出話に花が咲きました。
彼がそんな風に思ってたなんて初めて知りました。

その当時の記憶が蘇って嬉しくて
思いっきり走って、ジャンプして、スキップもしちゃうよね。


{16624F23-DED9-40EF-BE2B-64D57FFAC943}











青峰佑樹☆彡