お久しぶりです!!
この記事、なんと2019年の3月あたりに書きかけていたもの。これをアップしていたか思い出せないのですが、とりあえず今回再アップしてみます。
留学を始めて半年間ロンドンで暮らしてみると、当たり前ですが良い事も悪い事も沢山体験しました。
良い事は、新しい環境で新しい人間関係を築ける事。
自分の視野、世界が広がり価値観が変化したり、自身の新たな可能性を発見できたりする。
ただし、新しい人間関係を築けるかは自分次第。積極的に発言し、行動しないと認知されないし友人も作れない。
こちらでは、日本でたまーに美徳とも捉えられる「控えめ・自虐」はただの消極的な人と見られます。それどころか相手に不安・不快感を与える事も。
私は時々自分が消極的な行動をしてしまった時に反省しています。
誰かに何かを質問された時、日本人は自然と正しい回答をしないとと思ってしまうけど、そのせいで何も話せないよりは、間違いだらけでも自分の力を駆使して何かを発言、表現した方が絶対に良いです。
海外に比べると、日本に住んでいた頃は誰かから投げかけられた質問について考え、自分の意見を述べる機会が少なかったように思います。
こちらの授業では、先生からの質問の投げかけに対して考え、即答えなければいけない事ばかりです。
慣れも必要だと思います。
それから、日本では有り得なかった事を受け入れ、あまり気にせず変化できる、臨機応変さが海外で健康に暮らせる秘訣かも。
悪い事は、やはり人種差別かなと思います。
留学を始めて自分が外国人という立場になってはじめて、見えてきたものが沢山あります。
白人のグループに私が一人アジア人として混ざっていた時に話しかけてきたイングリッシュナショナルオペラのお偉いさんが、一切私に目を合わせずに、他の白人達だけに話しかけていた時。「ああ、私はこの人から人間として認知されていないのだ」と感じました。
会話で単語が出てこず、ちょっともたもたしながら話していると途端に眉をひそめる先生や同級生。
道を歩いていると突然車の窓から
「中国人!」
と侮蔑語で叫ばれる。
恐らく今までアジア系の彼女しか作って来なかったであろう人からアプローチを受ける。
日常茶飯事に、こんな事が起きています。
アカデミーのあるコーチングの先生からレッスン時に
「君はなんで私の言う事が理解できないんだ?どうやったら君に伝わるんだ?申し訳ない、私の英語がそんなに酷くて!」
ちなみに先生はイギリス人。もちろん英語の問題ではなく、ただの嫌味です。物凄〜く意地悪な言い方ですよね。
面と向かってこんな言い方をされたら、どう返しますか?
大事なのは、ここで気にして萎縮しないことだと思います。
ちょっと申し訳なさそうに「すみません」と言ってあとは通常通りベストを尽くすだけです。
だって、その先生がそんな言い方をしたのは私が先生の思うように歌えなかったからじゃない。
その人がそういう性格だったからです。
私の大好きな先生は、そんな言い方は絶対にしません。人に安心感を与える話し方で、相手が理解できるように説明してくれるからです。
学校の教室で私がただ椅子に座っていただけなのに、
「彼女は変よ」
とある同級生が他の人に言っているのが聞こえてきた事もあります。
私は、心の中で「私のこと? あっそうですか」と流しました。
勿論その子の事は嫌いになるので必要以上は話さないけど、話す機会があれば普通に話します。
街中ですれ違いざまに暴言を吐かれる事もあります。
たまたまかもしれないけど、どちらも黒人男性だったな。
彼らも色々差別を受けて来たのかもしれない。
これもいちいち気にしていたらキリがないので、覚えておくとしても話のネタとして…笑
ここに書いた事は氷山の一角です。
留学先での体験として書きましたが、日本人同士でもいじめがあったり無視したり、失礼な態度を取ってくる人がいますよね。
そういう人は、こちらが変わろうが変わらなかろうが関係ありません。相手が悪いんです。そんな人とは必要以上に関わらない。
相手によって態度を変える人は要注意な気がします。
逆に良い人は誰に対しても変わらず接する事ができます。そういう人だけ信頼すれば良いと思います。
どこに住んでいても強くしなやかに、自分の大切な人たちと一緒に生き抜いて行きたいですね