HIVになってから | You can 〜病と向き合う〜

You can 〜病と向き合う〜

HIV感染者の闘病記録
まだ一生付き合っていく覚悟は持てないけども・・・
同じ境遇の方いましたら宜しくお願いします。

皆さん、こんばんは。

なかなか忙しい師走を過ごしていました。

気が付けばクリスマスも終わり年末へ。


一年の振り返りはまた後日していこうと思います。

今年はなかなか更新ができず。

それくらいHIVによる身体的、精神的な負担は軽減したというか上手く付き合えている証かもしれません。



僕は変わらず元気です。







先日、祖母から連絡がありました。


以前もブログで紹介した祖母は僕を本当の母親のように育ててくれ幼い頃から「かあさん」と呼んでいました。


そんな母さんも歳を取りました。


母から少し物忘れや認知症のような症状が出てきたと話は聞いていましたが電話越しのかあさんは昔のまま。



「寒くなってきたから身体には気をつけなさい。」


「早く顔がみたいから帰ってきなさいよ。」


些細なやりとりではあるけど心がポカポカです。



仕事も今年後半から忙しく、プライベートでも友人が亡くなり…嫌なことばかりだ。

上手くいかない人生だな。


なんて少し心が疲れていたタイミングだったからこそ、かあさんの言葉は胸に刺さります。






「いつ孫を見せてくれるの。」


「お嫁さん連れてきなさいよ。」




HIVのことはもちろん伝えられていません。

本当に大切な人だから悲しませたくもない。


僕だってできることならそうしたいよ。


でもそれはもう諦めました。



こんな自分がとても親不孝者に思えて仕方ありません。






母さんが生きている間、それ以外のことで沢山親孝行してあげたい。



親不孝者で終わらせないように今の僕がしてあげられることを考えていきたいな。



なんて心の声を少しだけ。