英語聞き流しで「話せるようになる」とか「マスターする」って書いちゃってる本や教材、見かけたことある人多いのでは？
一時期流行りましたよね。
忙しい現代人のわたしたちにとって、「〜ながら」とか「〜だけで」って魅力的ですよね。
ましてや聞いているだけ？
そんな楽ちんな方法はかなりそそられる。
いやいや、そんな「ながら作業」で話せるようになるなら、もうほぼ日本人話せてるわ。
と見るたびに突っ込みたくなるのが本音です。
大人になって言語を新しく取り入れるのに、ながら作業は相性合わないです。
この聞き流し効果あるのか、ないのか？
と聞かれたら、使いようによってはちゃんと効果ありますが。
だからYes and no。
でもだいたいの方は聞いてればいいんでしょ、と思って家事しながらとか、何かしながらかけ流しているだけだと思います。
だからいくら聞き流しているだけでは、リスニングアップや話せるようになりません。
残念ながら
聞いていて、居心地いいとか気分よくなるなら全然どうぞなのですが。
聞き流しをしている人で、たくさん聞いていたら英語に「慣れそう」なんてきっかけで聞いている人もいるかと思います。
たくさん英語を聞くって確かに「慣れる」には良さそう。
またもや残念ながら、慣れたからといって英語がどんどん聞こえてきたり、話せるようにはなりません。
たくさん英語を聞いても、聞き流しているだけでも効果がない理由って、
単語やフレーズの意味をそもそも知らないし、文法も理解してなくて、さらに自分が言えない音は聞こえてこないから。
また日本語にはない英語のリズム感もわかっていないと、「速く聞こえる」という現象が起こっているのも大きな理由。
だから何時間聞いても、聞こえてこないものは聞こえてこないんです。
たくさん聞いていたら、”なんとなく聞き取れているような感じがする”と感じる時がある人もいると思います。
でもこれは「錯覚」が起こっていて。
英語は日本人は少なからず知っている単語がありますよね。
だからその知っている単語が、何度も聞く事で少しずつはっきりと聞こえてくるようになるまぼろし〜なのです。
リスニングができるということは、”なんとなく”とか”だいたいわかる”という答えだったら、理解出来ていないのと一緒なのです。
これ、例えば、私はアラビア語とかギリシャ語とか全く一単語も知識がないから、たくさん１万回聞いても”なんとなく聞き取れてる！”とはならないんですよね。
聞き流し教材は、ある程度英会話を習った中級くらいから使ってみるのがオススメ。
その時もながら作業でなく、集中して聞いてくださいね。
これから始める、または始めたばかりの初心者さんは、まず基礎となる発音や音読から始めるのがオススメ。
この「基礎」の土台をつけることで、びっくりするぐらい成長早いですから！
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