『チャートパターンの3部構成分解法』
この訓練法は、一つのパターンをより細かく理解するために考えた訓練法になります。
ここでは、注目したチャートパターンにオリジナルの解釈やネーミングをつけて、
『いかに"中期記憶"に刷り込むか』
ということがポイントになってきます。
(中期記憶に関して、詳しくはまた後日。
ここでは、以下の説明までに留めておくことにします。
→中期記憶は右脳によるイメージ記憶であり、より簡単に記憶に残すことができる。そして「オリジナルの解釈やネーミング」が中期記憶の具体的な手法に当たる。)
目的・効果: チャートパターンを3つに分解すると、細かい分析ができる。
分解した3つのパーツに、更に具体的な行動基準を書き加えることもできる。
(行動基準とは、例えば、エントリーするのか、待つべきなのか、何に注意すべきなのかなど。)
これにより、リアルトレード中に『今どの段階で何をすべき時なのか』を冷静に自信を持って認識できるようになる。
副次的効果:心の安定剤になる。
少しだけ見逃した相場に対する諦めも、潔くできるようになる。
また、引きつけが甘い相場も待てるようになる。
(つまりポジポジ病に効果的)
そして3部構成の視点を加えるだけで、視座がグッと高くなる。(表現力と感受性が高くなる)
やり方:前回の『自分のお気に入りベスト3』でピックアップされたものの中から1つずつ取り出して、
その取り出したパターンの構成を3つに分解して名前をつける。
『前、中、後』『事前、最中、事後』『前準備、待機、アクション』『発生、成長、昇華』『下、中、上』など、なんでもいいので3部構成にする。
分解した後、一つ一つに意味付けを行う。
意味付けとは、
『何が起こっているのか』
『どのように起こっているのか』
『これはなんなのか』
『何をすべきなのか』
『注意点は何か』
『いつそれが起こっているのか』
『これからどうなる可能性が高いのか』など、
しっくりくる質問に答えて情報を追加していく。
さらに3部構成のパーツ別に、上手な立ち振る舞い方を記入できたらベスト!
(エントリーすべきかどうか?注意点は何か?など)
上手にできる方は3部構成に捉われず、4部でも5部でも6部でも好きな数の構成を作るのもおすすめ。
注意点:どうしても覚えることが増えてしまうので、
慣れるまでは詳しく書込みすぎず、シンプルなものがいい。
よりおすすめなのは、
"自分にとってしっくりくるネーミング"をつけること。
できる方は、自身の趣味の分野などに見立ててネーミングを構成すると、イメージがよりしやすくなる。
これも中期記憶のテクニックである。
(釣り、DIY、料理、スポーツ、飼育、ゲーム、なんでもOK)
また、厳密な分け方のルールなどはないので感覚で分けてみて微調整しながらやってみる(とにかく見様見真似でやってみるのが良い)。
インジケータやチャートパターンの組み合わせを考慮すると無限大になってくるので各自の好みの感覚でオッケー。
関係する柱:
●自信の柱→どのように行動すべきか心の中がシンプルになります。
●警戒心の柱→怪しい動きの足がかりをキャッチしやすくなります。
●一貫性の柱→細かく具体的に見ていくので専門性が増します。
●視座の柱→トレードにおける言語化能力、表現力、語彙力、感受性がグッと高まります。
☆ちなみに私はこんな感じの分類を作っています。
ここまですると、覚える事も多過ぎてやり過ぎな感じがあるので、興味がある方だけでご覧ください。(覚えるの大変です)
上記の3部構成を作る際の参考までに載せておきます。
『ダブルトップ狙いからのトリプルトップへの応用』
(きっかけ作り期→緑)
1・環境確認→大前提。良い環境求めよ。
2・充足期→待て。ボラティリティ意識せよ。
3・きっかけ→◉入れ。ダブルトップ狙い。
(時間調整期→青)
4・試し発生期→待て。
5・試し発生→◉タイミング見計って入れ。
6・調整滞在試し期→待て。
7・調整試し→◉タイミング見計って入れ。
(シナリオ遂行期→赤)
8・最後の試し悪あがき→◉後出しで入れ。
9・シナリオ遂行期→シナリオ完遂するまで待て。
(は大きな分類。1〜9は詳細分類。)
他の訓練法も知りたい方はこちら!!