あなたができてから嬉しかった反面、いっぱい悩んだ。ずっと一緒にいたかったけどこんな結果になってごめんね。




あなたと離れる前の日、実感があまりなかったけどお腹が痛くて最後のあなたの写真をみてなかなか眠れなかった。




あなたと離れる日の朝、最後のつわりに悩みながらも病院へ行ったね。


手術台にのったら不安であなたを失いたくなくて涙が止まらなくなっちゃった。


手術中も麻酔で意識が朦朧としつつもあなたがいなくなるのを感じていたよ。あなたはだいぶ大きかったからなかなか出せきれなかったみたいだね。


手術後、麻酔がきれて目が覚めると涙が止まらなかった。あなたがいなくなった実感の痛み。身体が思ったように動かないつらさ。


あなたを思ってたくさん泣いたよ。なかなか止まらなくてあなたを失ったことがこんなに私に重くのしかかるなんて思わなかった。


手足のしびれが治らなくて1人では歩くことも着替えることもできず、放心状態になってしまった。


あなたを失ってママは泣き疲れちゃった。でもね、それだけママはあなたが大好きだよ。あなたと過ごした今日までは辛いこともあったけど、幸せでした。あなたのことは忘れない。



私の初めての大好きな赤ちゃん。まだママは泣いちゃうかもしれないけど、いつかはまた笑顔を見せるよう頑張るから見ててね。
赤ちゃんはついに7週に入った。つわりがひどく、夜は横になっていることが多くなった。




なのにヒロは……。




私は私なりに赤ちゃんのこと考えて早く入籍してみんなに望まれて生まれてきてほしいと思っていた。でもヒロは違った。



私のことは好きじゃないから入籍できないと言われた。子供は可愛いし産んでほしいけど、私と夫婦にはなれない…。




ヒロがわからなくなった。一緒に育てるって言ってくれたよね?信じていいっていってくれたよね?




話が進まず一方的にヒロの気持ちを聞かされた。今までの私はなんだったの?今までの思い出は嘘なの?




辛すぎて呆然と夜道を徘徊していた。1時間ほど歩くとつわりで立てなくなってしまった。でもヒロに頼れない。ヒロは私のこと友達にしか思ってないしもしかしたらキライかもしれない…。身体的にも精神的にも辛くて涙が流れた。私の存在ってなんなんだろう?




私はなんとか自宅に戻り布団に入った。




シングルマザーとして生きていくのか結婚するのか中絶するのか……。どの選択をしても私は立ち直る自信はなかった。でも中絶だけはしたくない、そう強く感じた。
まさかの妊娠。ヒロに話すとわかっていたようだったが、不安そうだった。




私はせっかくできたヒロの子供をおろしたくない。でもヒロは不安だからと受け入れてくれない…。




病院に行くと実感したのか、子供を育てると言ってくれた。




でも不安でいっぱいなのはわかってる。涙が出そうになっても頑張らなきゃってヒロが思ってるのも知ってる。




だから私が頑張らなきゃって思った。もう母親なんだから。強くならなきゃ。




これからいろんなこと話し合って2人でがんばろうね。