私の人生で初めて自分の携帯電話を手に入れたのは、中学生の頃でした。当時はまだスマートフォンは一般的ではなく、ガラケーが主流でした。
そのガラケーは、当時の私にとってはまさに宝物でした。友達との連絡手段はもちろん、待ち合わせ場所を調べたり、ゲームをしたり、着信音の着せ替えでおしゃれにキメたりと、携帯電話が私の生活に欠かせない存在となっていきました。
でも、ガラケーの思い出を語るうえで一番大きな出来事は、初めての恋愛体験でした。授業中にこっそりとメールを交換したり、彼女からのメッセージを待ちわびたり。当時の私にとっては、まるで宇宙一のラブストーリーが始まったような気分でした。
ガラケーの特徴である折りたたみ式のデザインは、私にとってのおしゃれアイテムでした。また、当時はまだまだカメラ機能が発展途上でしたが、それでも友達との思い出を写真に残すことができました。