【短歌】きみと食べたいこの場所もむかしは深い森だったわたしがちいさな蛇だったころ 忘れたい忘れられない忘れたい俯いて咲く白いはなびら この星は宇宙に浮かぶ島のよう夜の港にあかりが灯る ため息の少し混じった音立ててバランスボールをくしゃりとたたむ 涼やかにミントの香るチョコレート今年の夏はきみと食べたい 蝉が鳴いていました。