第13回~やまとうた~歌会 | monologue~宥生のひとりごと~

monologue~宥生のひとりごと~

短歌、はじめました

短歌グルっぽ「~やまとうた~」の歌会が終わりましたので、投稿した歌を記しておきます。
今回もお題は三種類でした。

.:*:・'°☆.:*:・'°☆.:*:・'°☆

【お題】

・「風」・・・詠み込み必須

・「火」または「灯」(「燈」も可)・・・詠み込み必須

・『紙で出来たもの』・・・「紙で出来たもの」を詠み込んでください。

.:*:・'°☆.:*:・'°☆.:*:・'°☆

【作品】

屋上のフェンスに残る雨粒をつゆくさ色の夜風がさらふ

まぶしからむ美しからむ漁り火の網へ魚のうからが集ふ

水彩のジャーマンアイリス。静かなる午後の画廊に立ちつくしたり


.:*:・'°☆.:*:・'°☆.:*:・'°☆

【結果】
作品部門では1首目が佳作、また、個人部門では銅賞をいただくことができました。
私が投票させていただいた作品への感想はグルっぽの方に書かせていただいております。
参加させていたさき、本当にありがとうございました!


以下は独り言。
作者名を明かさない状態で歌を鑑賞することには、ブログとはまた違う楽しみがあるように思います。
例えば私の屋上の歌も、初めからこのブログに載せていたら「ビアガーデンでジョッキ片手に歌を詠む酔っ払い」を想像される方がいるかもしれません。
(実際は屋上で歌集を読んでいただけですが)
でも作者名を明かさずに投票を行う歌会では、その作品ごとの作者像を描ける。
掲載された作品一覧を見ても、どの歌とどの歌が同じ作者のものなのかがわからないほどで、メンバーひとりひとりの多面性と感性の豊かさを感じます。
そして、投票できなかった作品の中にも心惹かれた作品が多くありましたことを申し上げておきます。