この世の中には男女の性別の他に第二の性がある。

Domとsudだ。
信頼と庇護の関係

DomはSubから信頼を受け取り、Subを庇護する。sudを支配したいという欲求がある。

逆にSubにはDomに信頼を預け、Domから庇護される。Domに従いたい欲がある。comemandと命令されると自分の意思関係なく従ってしまう。

そして、私はSubであり恋人の理佐はDomだ。
理佐はこんな私を受け入れてくれた
私自身も理佐の人柄に惚れて付き合った。

今日は私が仕事で理佐はお休み。
だから、多分家のお掃除をしていると思う


久しぶりの事務所での仕事に最初は懐かしさや多少の戸惑いがあったが終わる頃には何とかなった。

会議室から出てスタッフさんと分かれると、廊下にひかるがいた。



『おっ、ひかる久しぶり』

ひかる「お久しぶりです。あの由依さんちょっといいですか?」

『どうしたの?』

ひかる「相談があって空き部屋でもいいですか?」


正直、仕事が終わりだし今日は抑制剤も切らしていたので出来れば早く帰りたい。しかし後輩からのお願いなら仕方がない。


『いいよ、行こっか』

ひかる「ありがとうございます」


2人で空き室に入る。


『それで話って?』


下を向いて黙り込んでしまっているひかるになるべく優しい声で聞いた。
反応を示さないひかるにそんなに話しづらい内容なのかなと心配になりながらひかるが話してくれるのを待つ。


すると


ひかる「由依さんごめんなさい」

『えっ、?』

ひかる「look(見て)」

っ、、

ひかる「kneel(お座り)」

ひかるの声に身体が反応してしまう。
心臓が嫌な音を立てる
怖い、身体の震えが止まらない

『ねえ、ひかる、、今ならま、だ、間に合う、よ、?こんなこと、、や、めよ、?』

ひかる「stop(待て) これはチャンスなんです。私はずっと由依さんが好きだったから


ひかるが私の事を、すき、、?
逃げたいのに命令に逆らえず身体が動かない。
どんどんひかるが近づいてくる
どうしよう、
私はひかるの肩を抑え距離をとる


ひかる「release the hand(手を離して)」


命令に従おうとする身体を力を入れてグッと抑える。
だめ、理佐以外の命令に従うなんて

ひかる「由依さんrelease the handですよ?release the hand!

っ、、
強いcomemandに震える手をひかるの肩から離してしまった。

ひかる「ふふ、かわいい。」


そう言って私の頭を撫でた。
私は恐怖で涙が溢れてきた。


『やめ、て、、』

ひかる「ここまで来たらもう辞められませんよ。由依さんlice(舐めて)」

ひかるは自身の指を私に向けた。
震える唇をきゅっと結び、首を緩く振る。  


『ほんとに、、本当に、いや、もう、、やめて』

ひかる「セーフワードもないのに拒んじゃうなんてbat girlですよ?」 
  

その言葉に、身体が震える。 
悪い子、、私は、、、、、、悪い子、
溢れていた涙が止まるのを感じた
  


『っ、ひ、かる、、ごめんなさい、』

ひかる「え、」 

『はあはあ、言うこと、聞け、なくて、ごめんなさい、、ごめんなさい、、、悪い子で、ごめん、な、さい、』
 
ひかる「っ、、もしかしてsabdrop、?」



ガチャ!!


「由依!」







理佐side


今日は私は仕事が休みのため仕事のある由依を見送り、部屋の掃除をしていた。
すると机の上に由依の抑制剤を見つけた。
私は心配になり職場まで向かいに来たのだがどこにも由依がいない。スタッフさんに確認するとひかると何処かへ行ったらしい。何故か嫌な予感が頭をよぎった。



私は無我夢中で由依を探した。


すると1つの空きのはずの部屋から由依の謝る声が聞こえた。

私は急いでその部屋に入った。


ガチャ!!


「由依!」


中の光景を見て唖然とした。
なぜなら由依がsabdropを起こしていたからだ
考えたくないがこの状況にひかるがやったのだとわかった。


ひかるへの怒りの感情がふつふつと湧いてくる。
でも、それよりもまず由依を助けなきゃ


「由依、聞こえる?理佐だよ」

『ごめん、な、さい。悪い子で、、ごめんなさい』

「由依は悪い子なんかじゃないよ!私の大好きで大切な子だよ!」


震えながら謝り続ける由依の手を握り、懸命に想いを伝える。


『り、さ、、?』


先程まで目の合わなかった由依と目があった。


「由依、そうだよ。理佐だよ、」

『グスン、、りさぁ、、、』

由依は泣きながら私に抱きついてきた。
私は由依の背中を優しく撫でた。


『私、、悪い子、?グス』

「そんなことない。由依はgood girlだよ」

『っ、、ゆい、、良い子?』

「もちろん。由依は良い子だよ。とっても素敵で私の大好きで大切な子。」

『ふふ、うれしぃ、、』

「よしよし、由依は良い子だよ。愛してる」


私は由依の頭を撫でると由依は嬉しそうに私の胸元に頭をグリグリしてくる。ほんとかわいい


「一緒に帰ろっか、由依歩けそう??」

『帰る。ありがとう何とか歩けそう』

ひかる「っ、理佐さん、、」

「また今度しっかり話そ。今日は先帰るね」

ひかる「っ、、、すみませんでした。



私は由依の荷物を持ち、由依を支えながら家に帰った。



「由依、look(見て)」

『ふふ、、』

「お利口だね。hug(抱く)」

『ぎゅっう』

「Kiss(接吻)」

『んっ』

「偉いね、よしよし。由依はいい子だよ。

『ゆい、いい子。りさすきぃ』

「私もすきだよ」



由依の顔は蕩けていて艶ぽい
そして微笑んでいてきっとspaceに入ったのだろう。
私にとっても最上級の至高の空間だ。


この由依は私だけのもの

誰にも渡さない


由依、愛してるよ