小林由依×渡邉理佐(リアパロ)
リクエストです!










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私は小林由依のことが恋愛的な意味で好きだ。

君のその落ち着く声と優しい人柄にいつしか惹かれていた。
いつも隣にいるのが当たり前で支えていた存在だったはずなのにふとした時君はもう私の隣にはいなくて私の支えがなくても大丈夫なほど強くなっていた。

当たり前を当たり前だと思っていたあの時
時間は沢山あったはずなのに臆病で逃げてばっかな私。

たった一言がいつも言えない。
この一言を言ってしまえば結果は左右し私の感情も君との関係もいい意味でも悪い意味でも変わってしまうかもしれないから。


でも、今なら
お互いグループを卒業した今なら 
気持ちを伝えてもいいの、かな、、?







今日は久しぶりに1期生で飲みに行くことになった。

私は別仕事があったため遅れて1人店の前にいる。



こばは今日来るのかな?

私は意を決してお店の中に入る。


結論から言うとこばはいなかった。

でもお店の中には現役メンバー含め卒業メンバーも多くいた。




愛佳「おっ理佐じゃん久しぶり。こっちおいで」


織田「どうした久しぶりなのにそんな浮かない顔して」


「べ、別にそんな顔してないよ」


冬優花「あっこれはゆいぽんがいなくて悲しいって顔ですな。」


「はっ、!?」


愛佳「何図星なんだ笑笑」


冬優花「安心しな、別仕事終わったらすぐ来るってよ。今さっきLINE来てたしそろそろ着くんじゃない」





さすが最近こばと仲いいだけあって情報がしっかりしてる。

こばがいつ来るのかと考えつつ、みんなと話をしていると次第に最近あったことなどの他愛ない話に変わった。




『みんなごめん遅くなった』




この声聞き間違えるわけが無い

私の大好きな声だから


後ろを振り向くとそこにはやはりこばがいた。





織田「あっゆいぽーん!久しぶり!!」




さっきまで私たちと話していた織田奈那とふーちゃんはこばの方へ向かった。




『げっ、織田奈那。ふーちゃん助けてー』


織田「ちょ、逃げないでよーゆいぽーん!」


冬優花「笑笑逃げられてやんの」





こばは私たちの席とは少し離れた美波たちのところに座った元気そうで良かった。

でもちょっと痩せたかな?

華奢だった身体がさらに筋肉が少しばかり落ちて細くなった気がする。




愛佳「由依がこっち来なくて残念?」


「っっ、そんなんじゃねぇよ」


愛佳「自分の気持ちに素直にならないと後悔するのは自分だぞー笑。ま、今日は飲もうぜ」




やっぱり愛佳は愛佳だなぁ。

なんて思いながら2人で思い出話に花を咲かせながら飲んだ。



しばらくすると周りはどんどん酔いが回ってきてさらに騒がしくなってきた。



私と愛佳はお酒が強いためそれを笑いながらみていた。

そういえばこばお酒弱いけど大丈夫かな?

織田奈那とかに悪ノリされてなきゃいいけど、





『りさぁ』


「えっ!ゆ、こ、こば、!?」


愛佳「笑笑戸惑いすぎ」


「わ、笑うな!!」




そりゃ好きな人が急に抱きついてきたら驚くでしょ、




愛佳「じゃあ私はちょっと席外すわ」


「え、ちょっ愛佳!」




はぁ急に2人にされてどうしろって言うのさ、

とりあえずこの酔っぱらいさんをどうにかしないとだよね





「こば水飲む?」


『むぅ、こばじゃない!由依だよぉ?』






っ、か、かわいい。

ダメだ、このままじゃこばへの気持ちが溢れてしまう。

何とか話をそらし水を飲ませるとこばは寝てしまった。


それからしばらくすると友香が話し始めた。





友香「そろそろ解散にしたいんだけど、ちょっと各々酔っぱらっちゃったメンバーの介護お願いします。今日は楽しかった!後で写真送るねー!」






ちょっと待ってこばは誰に頼めばいい?

織田奈那は怖いし、美波は酔ってるし、友香は茜がいるから無理だろうし


こうなったら

  





「愛佳、こば頼んでもいい?」


愛佳「無理、私今から織田たちと二次会行くから」


「じゃあこばのことどうしろって言うのさ!」


愛佳「いや、理佐が一緒に帰ればいいじゃん。だって家知ってんのも理佐だけっしょ?責任持って送ってあげなさーい。」


「えっマジ、?」


愛佳「うん、マジ。ほらタクシー来たみたいだし行きな。じゃまた連絡するわ」


「うーん、ありがと、。」





とりあえずこばを起こさなきゃ




「こ、こば。立てる?」


『うぅ、ねむぃ』





っ、これは運ばないとだよね。

ごめん触るよと心の中でいい、こばをお姫様抱っこしてタクシーに乗り込み由依の家に向かった。

しばらくタクシーに揺られあっという間にこばの家に着いた。


タクシーをおり、こばのカバンから鍵を取り家の中に入った。

久しぶりだな、あの時とあまり変わっていなかった。


私は1度だけこばの家に来たことがある

レッスン中に倒れてしまったこばをマネージャーさんと一緒に家まで送って看病したことがあったから。


とりあえず寝室にこばを運び自宅に帰ろうとすると





『りさぁ、一緒に寝お?』


「へっ、?」


『ほらぎゅー、ふふ、りさいい匂いぃ、、、』




えっ嘘?この状態で寝た、?

仕方がない、私も寝るか、、、。

そう思い目をつぶってみたが


っ、はぁこの状況で寝れるわけが無い。

こばの匂いがダイレクトに鼻につたわりなんか胸が腕に当たってなんとも言えない気持ちになる。


結局この後の私は一睡も寝ることは出来なかった。





ピピピピピピ




夜が明け辺りが明るくなってきた頃、目覚ましがなった。


隣で眠るこばは一切起きる気配がなかった。


けど腕の力が緩みこばの抱きしめから開放された私は

こばが朝ごはんを食べるかは知らないけど一応作ってみた



しばらくするとご飯の匂いにつれられてか寝室の扉が開いた。



『なんかいい匂い〜、えっ、?理佐!?』





私と目が合い驚いているこば

もしやこれは





「昨日のこと覚えてない?」


『昨日?』






この感じ絶対覚えてないじゃん

こっちはずっと気が気じゃなかったのに







「こば、酔っ払って大変だったんだから。家まで送って帰ろうとしたら引っ張られて抱き枕にされたし」





みるみるうちにこばの顔が赤くなり少し面白くなってしまった私は笑ってしまった。




「ふふ」

『な、何笑ってんのさ』

「いや、可愛いなぁって思って」

『っ、か、かわい、、///』

「うん、由依は可愛いよ、、すき」

『へっ、?///』

「あっ、、」


ヤバっ
感情任せに伝えてしまった、、、

こばなんて目を丸く開いて驚いてる

ああ穴があったら入りたいなんて言葉この時のためにあったんだ、、。



「ご、ごめんね。今の忘れていいから!えっと、あっご飯食べる?」

『えっと、ごめん、理佐の気持ちにはまだ答えられない』

「そ、そうだよね」




わかってはいたけど本人から直接言われると結構心にくるな




「こばはさ、どんな人がタイプなの?」

『えっ、タイプ?うーん安心感があってたくさん甘えさせてくれる人かな』


安心感があって甘えさせてくれるか、
難しいなぁ



『うーん、でも理佐なら』

「えっ、?」

『いや、最近あんまり寝れてなかったんだけど。今日ぐっすり寝れたから。ねえ理佐ぎゅってしてくれない?』



安心感とかは私には分からないけど
甘えさせてあげることなら、



「こば、」

『いいの?』

「ぅ、うん、おいで?


少し緊張しながら腕を広げ
こばを受け入れる体勢になる

するとこばは満面の笑みを浮かべ
私に抱きついてきた


『ぅうう、ふふ』


幸せそうにぎゅっとしてくる
その姿が可愛すぎる



『なんで理佐ってこんなにいい匂いなの?』

「ええ、なんでって言われても」

『安心するぅ』


なんてさらに強く抱き締めながら私の匂いを嗅いでくる
少しくすぐったくてなんか恥ずかしい、、、。



『ねぇ。理佐』

「うん?」

『由依って呼んで』

「えっ、?」

『だってさっき由依って呼んでくれたから。久しぶりに呼んでくれて嬉しかったから』


はずっ、
まじか、うわってか上目遣いえぐぅ、
これ絶対呼ぶまで離してくれないよね、、
よし!


「ゆ、由依?」

『ふふ、はーい。


ぐはっ、、
か、可愛すぎる



『ふふ。きっと理佐のことなら好きになれそう

「へっ、?」

『だから、理佐のこと好きにさせてね?』 

「も、もちろん!」




すぐにじゃなくていい
こばのペースで徐々にこの関係を変えて行けたら

私は今ならこの空間に身を任せる


そう思いながら私はこばの頭を撫でていた。














𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄






最後までお読み頂きありがとうございました


では、

またね*