小林由依×渡邉理佐(リアパロ)









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欅坂46の初期の頃
一人でいることが多かった私によく話しかけに来てくれた



「由依、ケータリング見に行こー」

『うん!行く』



「由依ブログの写真とろ!」

『いいよ〜』



理佐が呼んでくれる由依が好きだった。
最初はお姉ちゃんみたいだった存在がいつしか他のメンバーとは違う感情を抱くようになっていた。




けやかけの相関図の企画で思い切って伝えてみたはいいもののやはり本気にはして貰えずただ多少のぎこちなさと気まずさが残っただけだった。


『理佐、』

「あっ、こば嬉しかったよー!」


でもこの日から理佐は私のことを由依ではなくこばと呼ぶようになった。
距離を保たれている気がして傷ついたのはここだけの話



本格的に理佐にアピールをし始めたのは
2期生加入のタイミングだったと思う。
ただでさえ、けやかけのあの時から一緒にいることが減ったのに2期生が入ったことでさらに減った。
このまま何も行動せずに後悔するくらいなら最後まで自分の出来る限りのことをしてやる


『理佐、隣座ってもいい?』

「おっいいよー、珍しいねこばから来るなんて」

『なんとなくかな、?』

「そっか!」




席を隣にしたり
話しかける回数を増やしたり
積極的に理佐にアタックしにいった。
でもやっぱり失敗することも多くて




『理佐、写真撮ろ〜』

「こば、いい、、、」

ひかる「理佐さーん、今2期生の数人で写真撮ってるんですけど一緒に撮りましょ」

「あっ、」

保乃「由依ぽんさんも一緒に撮りましょー!」

『あっうん!いいよー』



またある日は


『理佐ー』

夏鈴「理佐さんここの振りなんですけど」

「あっそこね。じゃあ一緒に合わせよっか。あれ?こば呼んだ?」

『あっううんなんでもない』

「そう?えっとここの振りはね」



そしてまたある日は


『り、、』

保乃「理佐さーん!一緒にお昼食べましょーー」

「いいよ〜」



そしてまたまたある日は


『り、、、』

天「お姉ちゃん!!また夏鈴ばっかり私も構ってよ!」

「えぇ、天ちゃんもちゃんと構ってるよ?可愛いね夏鈴ちゃん」

天「もう!!!」



むうううう
理佐人気すぎるでしょ!!!
このように撃沈することもある。



『はぁもうだめ、心折れそう』

美波「何言ってるん?頑張るって言ったんは由依ちゃんやで?」


私が理佐へ思いを寄せていることは理佐以外のメンバーの1期生はみんな知っている。
でもその中でも特にみいちゃんとふーちゃんはよく相談していて私の良き理解者たちだ。


『そうだけどさ。こんなにアピールしてるのに反応無いってことは確実に脈無しでしょ』


冬優花「そんなことないと思うけどなぁ」

『そんなことあるよぉ』



はぁと1人誰にも気づかれないように理佐の方を眺めながらため息をつく
これからどうすればいいんだろう

なんて悩んでいたがこの日を境に私の個人仕事が忙しくなり理佐にアピールすることが無くなり理佐のことを考えることが減った。


そんなある日忘れ物を取りに個人の仕事終わりにレッスン室に立ち寄ると



『あっ』

「えっ、?」


なんとそこには理佐がいた。


『何してるの、?』

「さっきまでTAKAHIRO先生と話しててさそろそろ帰ろうかなって思ってたところ。こばはどうしたの?」

『あっ、そうだったんだ。私はちょっと忘れ物を』

「もしかしてこれ?懐かしいねこのポーチ。私が前にこばにプレゼントしたやつでしょ?」


まさか理佐が覚えてるなんて思ってもいなかった
初期の頃2人で買い物に言った時に私が可愛いくて買うか迷っていたのを見ていた理佐が買ってプレゼントしてくれたものだ。


『覚えてたんだね。ありがとう』

「忘れるわけないじゃん。最近あんまり遊び行けてないね今度どっか行こっか!」

『そうだね』


胸のドキドキがとまらない
人ってこんなに鼓動を感じるものなんだ。


「じゃああとで連絡するね!今日はお疲れさま」

『あっうん、おつかれ』



何を思ってそう考えたのか分からないが
頭の中が急に冷静になった
今なら思いを伝えられるかもしれないそう思った。

このままうじうじしてるのもよくないと思い
私は理佐へ気持ちを伝えることにした。









理佐side





『あっそうだ』


由依はなにか思い出したように口を開いた。


『ずっと言おうか迷ってたんだけどさこの際だから言うね』


なんだろう、
こばの方を見ると真剣な表情をしていて思わず息を飲む。


『ずっと理佐のこと好きだったよ』

「へ、、?」


思わず口から変な声が出てしまった。
こばが私のことを好き、、だった、、、?


『ふふ、気づいてなかったの?』



気づいてなかったって何が
いつから、、私は、


『積極的に話しかけたり隣に行ったり、メンバーに気づかれるくらいにはアピールしてたつもりなんだけどなぁ。』



えっ、メンバーのみんなは知ってたってこと?
嘘、、どういうこと?
こばの言葉に全く頭が追いつかない


というか、、


「なんで急に?」



そうだ、なんで急に
しかもこのタイミングで伝えてきたのだろうか?

こばは一瞬悩むような仕草を見せたがすぐに答えが返ってきた。



『これだけは伝えておかないと前に進めないってずっと思ってたからね』


悲しそうな儚げな表情をしているこばから目が離せない


『そんなに見ないでよ。恥ずかしいじゃん』

「あっ、ごめん、、」

『ふふ、何その反応』



なぜか前に進めないというこばからの言葉が引っかかった。
確かに言われてみれば特に2期生が入ってきてからこばは積極的に私に話しかけてくれるようになった。
初期の頃は私から話しかけることが殆どだったのに

こばの成長にどこか寂しくてでも嬉しくて
この感情がなんなのかと聞かれたら多分お姉ちゃんというか初期から一緒にいた1人のメンバーとしてそして友達としてのものだと思う。

でも1つこの感情とは違うものがあった。
由依が他のメンバーと話している時に感じるモヤモヤ
この感情の正体だけはずっと分からなかった。


でも、今ならわかった気がする



多分私もずっと前からこばのことが

いや、由依のことが


「好きなんだと思う。」

『えっ、?』

「由依のことが好き」

『っ、、、///』


どんどんと由依の頬が赤色に染まっていく


『さすがにその冗談は、、』

「冗談なんかじゃない。私は本気だよ」

『っ、、、、』

「由依私と付き合って」


由依は口をパクパクとさせて
先程よりもさらに頬を赤らめた


「ふふ、かわいい」

『っ、、なんで急に///、、ずるい』

「えっ、?」

『ずるい!!』


急に私に近づき上目遣いでズルいと言ってくる



『なんで、ずっとこば呼びだったのに急にまた由依って呼ぶのよ。心の準備が、、それに告白なんて、、、』

「だってそう思ったから。ていうか付き合ってくれるの?くれないの?」

『つ、、、う、、

「うん?」

『付き合うに決まってるでしょ、!』

「あはは、よかったぁこれからよろしくね」

『もぅ』


そういい由依は私に抱きついてきた。


『だいすき、こちらこそよろしく///』


顔を隠しながら耳を真っ赤にして伝えてくれる由依が可愛くて愛おしく感じた。

ふと先程まで考えていた気持ちが確信へと変わった


私は由依のことが



好きで


そして


愛しているのだと













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うーん、なんかうまく書けなかったです、、、。



最後までお読み頂きありがとうございました。


では、

またね*