小林由依×田村保乃×森田ひかる×渡邉理佐









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翌日いつもとは違う
新たな気持ちで登校する。


「由依おはよ」

『おはよぉ』




あれがどうでこれがこうだったみたいないつもと変わらない行き道の会話内容も気持ちが変わるとやや違って感じる。
でも、やっぱり理佐と話すのは好きだ。恋愛感情じゃなかったとしてもこれからも一緒にいたいと思う。

そして学校に向かっていると
別れ道から保乃とひかるが現れた。



2人に話しかけに行こうとすると




ひかる「でさ、あっおはよう」

保乃「おはよう。」  

「ひか」

保乃「せや、この問題なんやけど」

ひかる「あっうん」

保乃「ごめん2人とも先いくな」    

『あっ、』





2人は先に学校に向かってしまった。




「どうしたんだろう」

『さあ』




なんだろう。この胸が苦しい感覚は
でもきっと学校ついたら変わるよね。
なんて呑気なことを考えながらまた理佐と話しながら学校に向かった。







結論から言うと学校についても2人の態度は朝と変わらず
特に保乃の態度は明らかにいつもとは違かった

なんだろう避けられてるって言い方が1番正しいような気がする。



『保乃!』

保乃「あっ、、ど、どうしたん?」

『私何かしたかな?』

保乃「なんもしてないでほな保乃先いくな」

『あっちょっと』





行っちゃった、、、
避けられるのがこんなにも苦しい気持ちになるなんて






「あっ由依、保乃どうだった?」

『だめ。嫌われちゃったのかな、やっと自分の気持ちに気づけたのに』

「もう泣かないでよ」



泣きたくないのにどうしても涙が溢れて止まらない
保乃は私のことが好きなんじゃないの?
私が振り向いた時には遅かったの、私が自分の気持ちに鈍感だから嫌気がさして嫌になっちゃった?




ひかる「、、、、っ由依ちゃんどうしたの?」



ロッカーに荷物を取りにきたひかるが私に話しかけてくれた。
でも泣きすぎているせいか上手く声が出ない。



ひかる「あのさ、今聞くのもなんだけどさ2人って付き合ったの?」

「えっ?」


私たちが付き合った?なんで、?



ひかる「いや、いつもよりも一緒にいること多いし昨日2人が抱き合ってるのを見たって保乃が」






昨日は、、っ、、
もしかして誤解されてる?そしたら早くその誤解をときにいかないと
いつの間にか脳は冷静になっていた、 。
すると私よりも先に理佐が口を開き説明をしてくれた。





「昨日は私が由依に好きだったって気持ちを伝えたの。両片思いだったんだねってなってお互い次の恋に進むために今までの気持ちを込めて最後にハグしたんだけどもしかしてそれ見られたのかな?」

ひかる「うん?ってことは2人は付き合ってない?」

「うん付き合ってない。だってお互い今は違う人が好きだから」

ひかる「ふふ、やっぱり」





ひかるは全てを理解したように微笑んだ。





ひかる「ねえ由依ちゃん、保乃ちゃんは今屋上にいる。行くなら今だよ」

『えっ、?』

ひかる「ほら早く!」

『う、うん!』




ひかるに言われた通り私は走って屋上に向かった。



片思いの時の辛さは知っているはずなのに
保乃は私の話を嫌な顔をせずに聞いてくれていた。
片思いの辛さを知っているからこそこれがどれほど辛く苦しいことなのかを知っている。だから保乃には申し訳ない気持ちでいっぱいだ。


どんな結果になろうと私は保乃に気持ちを伝える。




屋上に着くとひかるの言っていた通りそこには保乃がいて、1人寝そべって空を眺めていた。


私が屋上に出ると音がしたことに気づいたのかこちらに体を起こした。



保乃「えっ、由依ちゃん?」

『保乃』


私は離れようとする保乃のネクタイを掴み

20cm 10cm 5cm どんどん顔が近づいていく。


手繰り寄せて距離が0cm
私たちの影が重なった。


『んっ』



ドン



『っ、、』

保乃「、ちょっと何してるん!?」





保乃に肩を押され離れる私たちの距離


寂しいもっとくっついていたい
でも、今は気持ちを伝えるのが先だよね




『これが私の気持ちだよ?』





















保乃side










由依ちゃんにキスされた、?
それにこれが私の気持ちってどういうこと

だって由依ちゃんは理佐ちゃんと付き合ったんやろ
頭が追いつかん訳分からんよ




『昨日、見てたんだね。私と理佐が二人でいたの。理佐が気持ちを話してくれたんだ』



ほらやっぱり



『でね、お互い両片思いだったんだねって。だからこれからはお互い新しい想い人に集中しようって、それで最後にありがとうって気持ちとこれからも友達としてよろしくねって言う気持ちを込めてハグをしたの。



ってことは2人は付き合ってない


保乃「じゃあ全部保乃の勘違いだったってこと!?」

『うん、そうなるね。』

保乃「なんやぁ」



一気に体の力が抜けていきのを感じる。



『私は保乃が好きだよ。待たせてごめんね。多分ずっと好きだったでも自分の気持ちに気づくのが遅かった。ねぇ保乃』

保乃「ちょっと待って」

『えっ、?』



そんな悲しい顔しないでよ、
でもここだけは譲れない。私から想いを伝えたい。



保乃「絶対に幸せにする。やから由依、保乃と付き合って」

『っ、、、うん!2人で幸せになろうね!』



あーやばいこんな幸せな瞬間が待ってるなんて思ってもなかった。




保乃「ねえ、もう1回キスしてもいい?」

『えっ、///』

保乃「次は恋人として」

『うんいいよ』



私たちの影は再び重なった。
今までの想いを込めるようにそしてこれからの未来を願いながら










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最後までお読み頂きありがとうございました




では、


またね*