小林由依×田村保乃×森田ひかる×渡邉理佐













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「由依、好きだよ」




何故だろう、
好きな人から好きと言われたのに
頭は冷静で



『ごめん』



いつの間にかそう言葉が出ていた。
待ち望んでた
夢にもみていた瞬間だったのに



「そっか」


理佐は一言それだけを発した。
そして、理佐は嬉しそうに微笑んだ。
私はどうしたら良いのか分からなくなり立ち尽くす。



「ふふ、そんな顔しないでよ。正確に言えば好きだったかな」

『えっ、?』

「今はね、ひかるのことが好き。でもどうしても伝えたかったんだ。」



やっぱりひかるのことが好きなんだ
いつもだったら胸が苦しくなる一言
でも今はなぜか応援したいという気持ちが強かった。



「ずっと好きだった。ひかると出会う前まで。多分両片思いだったのかななんて思うよ」



確かに私は理佐が好き、いや好きだった。
でもいつの間にか私も違う人を好きになってたんだ。
もっと早くお互いの気持ちに気づいていたら
どちらかが告白をしていたら付き合っていたのかな?なんて思う



「そういう世界線もあったかもね」

『えっ』

「後半声漏れてたよ笑」

『うそっ、』



なんとなく恥ずかしくなり下を向く。



「お互い頑張ろうね」





自分の気持ちに正直になろうそう思った。
1つだけわがまま言っても今ならいいかな。




『あのさ、最後にハグしてもいい?』

「なに最後って笑、いいよ、いつでもおいで」






私たちは抱き合った。
今までの思いをぶつけるためにそして次に進むために。











保乃side







理佐から急にLINEが来た。


由依に気持ちを伝える


頭が真っ白になった

気持ちを伝える=告白

そして由依ちゃんは理佐が好き
これは確実に私の負けで2人は付き合い幸せになるのだろう。



でも、体は勝手に動いていた。




ひかる「えっ、保乃ちゃん?」

保乃「ごめん、先帰ってて保乃行かなあかんねん」



私は無我夢中で2人の元へ走った。
二人が付き合ったとしても保乃はこの思いを由依ちゃんに伝えたい。



保乃「はぁはぁ、、っ、、、」




遅かった、、
2人は抱き合っていて、明らかに保乃の入る隙がなかった。
先程までの威勢はなくなり、Uターンをして来た道を戻る。


はあ2人は付き合ったんだな
今後どんな顔で2人に合えばいいんだろう
喜んであげたいのに今は素直になれない


理佐、由依ちゃんを幸せにしたってな

2人で幸せになってね。




何故だろう、目の前がぼやける。



ひかる「っ、、保乃ちゃん、、?」

保乃「な、んで、、、」

ひかる「心配で待ってたの。おいで」




私はひいちゃんの胸の中で枯れるほど泣いた。
泣き続けた。まるで幼い子供のように
そんな私をひいちゃんは何も言わずに受け止めてくれた




保乃が落ち着くとひかるが何か話そうとしている。
なんとなく何を言おうとしているのかが分かり止める




ひかる「保乃ちゃん、私は保乃ちゃんのことが」

保乃「しー、それ以上は言ったらあかん。保乃はそれでも由依が好きやねん」




保乃はずるい
ひかるの思いに気づきながら気付かないふりをした
その行為がひかるを傷つけないためなのかそれとも自分を守るための防衛本能なのか多分どちらもだと思う。 




私は本気で由依が好きその気持ちは誰にも負けへんと思う。
やからこれからも一途に貴女を
貴女だけを思い続ける。














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最後までお読み頂きありがとうございました



では

またね*