小林由依×田村保乃×森田ひかる×渡邉理佐











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目が覚めると
自分のしてしまった失態に気づく


昨日は帰ってくるや否やお風呂にも入らず晩御飯も食べずにLINEを見てすぐ寝てしまった
早く支度しないと学校に間に合わなくなってしまう。
それにLINEも見ただけで返信はしてないから既読無視したみたいになってるしとりあえず急いで返信しなきゃ




由依:ごめん寝ちゃった。ありがと😌



するとすぐに既読がつき返信が来た。



理佐:だと思った笑 7時30分に迎えに行くから一緒に行こ〜

由依:行くー。準備済ませておくね

理佐:スタンプ



可愛らしいハリネズミのスタンプに顔がニヤけてしまう。
まさかのお誘いに嬉しくなりつつ
私は時計を確認して急いで支度を始めた。



何とかギリギリ理佐が来る前に準備を終わらせることが出来た。



ピンポーン



家のインターホンが鳴り私は急いで外に出る。


『いってきます』

「由依おはよー」

『おはよう。おまたせしました』

「よし行こ!」




朝から少しテンション高めの理佐を横目に雑談をしながら学校に向かう。



「ってことがあってさ。私じゃないのに!」

『ふふ、そうだったんだね』

「ほんと酷いよね!!」



この何気ない時間が愛おしくて嬉しくて大好きだ。




ひかる「あれ、理佐と由依ちゃん?」

「あっひかると保乃だ!おはよ!!」

保乃「朝から元気やな。由依ちゃんもおはよう」

『おはよう』

「みんなで一緒に行こ〜」




途中の道で保乃とひかるを見つけ4人で学校に向かう。
こうなると必然的に理佐はひかるの隣に行く。

少し寂しい気持ちを抱えながら2人を眺める。
やっぱりお似合いだよね



保乃「ごめんな」

『えっ、?』

保乃「本当は二人で行きたかったんちゃう?」

『そんなことない、、って言ったら嘘になるかも』

保乃「だよね。」

『でもいいんだ。これは私の片思いで終わるから。2人が幸せになれるなら私はそれでいいの』

保乃「っ、保乃やったら由依にそんな顔させないのに」

『えっ、?』

保乃「ううん、なんでもない。そういえばこの課題やった??」

『あっやったよー

保乃「ほんまに?あとで見せて」

『えぇー』

保乃「お願い!!」




保乃が先程言っていた言葉が気になるが
話を逸らされてしまえば何も言えない



前を向けば目の前にいるあの2人を見ると胸が苦しくなるし
目を背けてしまいたくなる。

でも横を見たら保乃がいる。
先程の今までに見た事ない表情が忘れられない。

それに保乃の由依呼び、なんかいいかも、、


モヤモヤしつつも学校に無事につき教室にはいった。
自席で荷物を整理していていると後ろから誰かに肩を叩かれ振り返る。






『びっくりした。ひかるか』

ひかる「そうだよ〜」

『どうしたの?』

ひかる「あっそうそう。今日保乃ちゃんと理佐部活らしくてさ。だから今日は2人で一緒に帰ろ」

『ふふ、いいよー』

「あっずるいー!!私も一緒に帰りたかった!」





ひかると話していると必ずと言っていいほど理佐がくる
好きな人と一緒の空間に入れるのは嬉しいけどやはり複雑




保乃「昨日4人で帰ったやん笑」

「でもぉ!雨よ降れーー」

保乃「雨が降っても体育館なんで意味ありませーん」

「あっそうだった!」

保乃「ほんま馬鹿やな笑」



みんなと楽しそうに話している保乃
うーん、もう訳が分からん!





そんなこんなで放課後になり、保乃は駄々をこねる理佐を連れ部活に行った。

そして私たちは2人で帰路に着いた。



ひかる「なんか2人で帰るのって新鮮だね」

『確かにいつもは誰かしらいたもんね』



なんて他わいもない話をしながらいつもの帰り道を歩く。
すると急にひかるが歩くのをやめた。



『あれ?ひかるどうしたの?』

ひかる「あ、あのさ」

『うん?』

ひかる「同性を好きになることどう思う?」

『えっ、?』





もしかしてひかるも理佐のことが好きなのかな?
そしたら2人は両思いで、、




『やっぱりなんでもない、ごめんね急にこんな話して』




って今はその事じゃなくてひかるの質問に応えなきゃ




『あっちょっと待って。恋愛ってさ性別関係ないと思うよ。好きになった人がたまたま同性だっただけでさ。好きならアプローチするのみ!』

ひかる「っ、由依ちゃん」




ひかるに伝えながらもなんか自分に言い聞かせている感覚だった。


これで2人は付き合うのかなぁ








ひかる「実はね、私、、








保乃ちゃんのことが好きなの」











『えっ、、えぇーーー!!』











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最後までお読み頂きありがとうございました


では、

またね*