小林由依×田村保乃×森田ひかる×渡邉理佐











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『えっ、、ええーーーーー!』






驚かれるよね、今までそんな素振り見せたこと無かったし





ひかる「やっぱりおかしいよね」

『いや!そんなことない!!』

ひかる「ふふ、焦りすぎ」

『あっ、ごめん。でもいつから?』

ひかる「いつからか、うーん、、」











あれは高校1年生の頃


私の一目惚れだった




体育の先生に呼ばれ体育館に行くとバレー部の人たちが部活動をしていた。


私はあまり運動が得意じゃないし
こういうみんなで団結して頑張りましょみたいなのが苦手だったため急いで終わらせようと先生を探していると



保乃「誰か探してるん?」

ひかる「えっ、?」

保乃「あっごめんな。1年A組の田村保乃って言います!」

ひかる「田村さん」

保乃「ほんでどうしたん?」

ひかる「あっ、、えっと澤部先生って」

保乃「澤部先生ね。ちょっと待ってな呼んでくる!」







そう言うと颯爽と走ってどこかに行ってしまった。
可愛らしい子だな。

本音を言ってしまえば私のタイプどストライクだった。







保乃「よしお待たせー呼んできたよ」

澤部「ごめんごめん」

保乃「じゃあ保乃はここで失礼します」

澤部「悪かったなありがとう」

保乃「いいえ、ではほなね」








この瞬間胸がギュッと締め付けられた。
今までにない感覚に戸惑う。

その後の澤部先生の話は何も入ってこなかった。
 

あの日から田村さんを見つけては目で追うようになっていた。







「ねえ、誰見てるの?」

ひかる「えっ、?いや別にボーっとしてただけだよ。」

「そう?」







翌年2年生になりまさかの田村さんと同じクラスになった。

理佐とも同じクラスだったため理佐のおかげで田村さん、、いや保乃ちゃんとそして理佐の幼なじみの由依ちゃんとも仲良くなれた。



そして4人で過ごすようになった
そこでわかったことがある。それは保乃ちゃんと家の方向が同じということ。理佐と由依ちゃんは途中から真逆の方向になるため唯一この瞬間だけ2人きりになれる。





保乃「今日も疲れたぁ」

ひかる「だね」





この空間が私にとって1番好きな時間
何気ない話をして帰る

特別なことはしてないけど
そこがまたいいんだ。


こんな時間を共有できるからこそ
さらに保乃ちゃんに惹かれたんだと思う。





  



ひかる「っとまぁこんな感じかな」

『なるほど、ほんとに全然気づかなかった。』

ひかる「笑笑なるべく気づかれないようにしてたからね。これは2人には内緒ね」

『うん!』






こんな話をしているといつの間にかいつもの別れ道についていた。





ひかる「じゃあ話聞いてくれてありがと。またあしたね」

『うん、また明日。』





なんか由依ちゃんに話せてすっきりしたかも
今日は少し軽い足取りで家に帰ることが出来た。












由依side








ひかると別れ
さっきから混乱状態の私。



ちょっと待ってね、話を整理すると


ひかるは保乃のことが好きで
でも、保乃は多分私のことが好き。

そして私は理佐が好きで
でも、理佐はひかるが好き。



待て待てややこしいすぎる。
さすがに私の脳内だけじゃ整理が追いつかない。

まあでも、保乃が私の事好きかは分からないし私の勘違いかもしれないし

てかこれ誰も幸せになれなくない!?
えっ恋ってこんなにややこしいものだっけ?

さすがに絡まりすぎじゃない?


三角関係ならぬ四角関係とか聞いたことないよぉ


もう!!!!




私は1人混乱状態のまま走って帰った。











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最後までお読み頂きありがとうございました。


では、

またね*