小林由依×田村保乃×森田ひかる×渡邉理佐








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部活が終わり、最終下校時刻直前まで自主練をして片付けをして保乃と帰る。



「ああ疲れたぁ!!」

保乃「おつかれさま。流石に身体に来るわ。」

「ねえあそこのコンビニでアイス買って帰らない?」

保乃「おっ賛成!」




私たちはアイスを買い、食べながら帰る。



保乃「なぁ、理佐」

「うん?」

保乃「急な質問するけどさ、理佐ってひかるのこと好きやろ?」

「えっ、ごほごほ、、、はっひ??」

保乃「笑笑焦りすぎやろ。わかり易すぎるわ」

「まあそうだけださ」

保乃「どこが好きなん?」

「うーん、なんか落ち着くんだよね。」

保乃「ふぅん、なんか好きになったきっかけとかないん?」

「きっかけかぁ」










高校に入学して
久しぶりに恋をしたそんな気がした。





ひかる「これ、落としたよ」



最初は話せるクラスメイトができたそんな感覚だった。
まさか友達以上の感情が芽生え始めるなんて微塵も思っていなかった


でも1度話しかけられた日から
なんか目で追ってしまう存在になっていた。


この感情が本当に好きなのかは分からない

そして今日もまた由依に報告する。



由依はいつも私の相談事に乗ってくれたりアドバイスをしたりしてくれる。ひかるのことだってそうだ。
私が上手くいったと報告をすると自分の事のように喜んでくれる。


誰よりも近い存在でどんな事でも相談できる相手。
でも、誰よりも遠い存在で秘密にしていることだってある。





『良かったね。』

「ふふ、ありがとう。あっひかる!」




いつもなるべくひかるを見つけるとひかるの近くに行って確かめるんだ。
この感情がなんなのか感情の答え合わせをしに







保乃「なるほどな。だからひいちゃんを見つけるとあんな一目散に行くんやな」

「そうそう」



なんか腑に落ちないみたいな顔してるな



「どうした?」

保乃「また変なこと聞くんやけどさ」

「うん」

保乃「久しぶりに恋をしたかも言うたやん。その時に恋してた相手って由依ちゃんの事?」

「えっ、、、?」

保乃「保乃の勘違いやったらええんやけど、どうもそんな気がせえへんのよね」




なんか保乃に隠してるのもなと思い話すことにした。



「うん、そうだよ。」
   




恋に気づいたのは中学2年生の頃だった。
どんな時も一緒の由依にいつの日か惹かれていた。

多分ほんとうはもっと前から由依のことが好きだったんだと思う
このことを知っているのはもう1人の幼なじみのふーちゃんだけ


でもそれと同時に由依を失うのが怖くなった
いつも隣にいるのがあたりまえで
ニコイチみたいな感覚で

だから私はこの気持ちにそっと封をすることにした。


そんな時に出会ったんだ

ひかるに



由依の時とは違うけどなんかこう目で追ってしまう

そんな存在に出会った。



でも、まだ心のどこかで由依を諦められていないのかもしれない。

いや違う何か違う感情が私の次へ進むのを止めているんだ。



私はここで変わらないといけない










保乃side






理佐と由依ちゃんは両思い
これは私の入る隙間がないな

でも好きな人が幸せになるのであればここは保乃が力にならな
そう思っていると先に口を開いたのは理佐だった。




「保乃はさ、由依のこと好きでしょ?」

保乃「うん、好きだよ」



ここで隠すのも何か違うなと思い素直に答えた。



「でも由依は私の事が好き」

保乃「そうだね」

「本当にそうなのかな」

保乃「えっ、?」

「ふふ、多分本人はまだ気づいてないだろうけど。保乃、由依の側にいてあげてね」





理佐の言っている意味がわからなかった。
あんなに理佐に一途で見ているだけで理佐のことが好きなんだろうなって伝わってくる由依ちゃんが本当は理佐のことが好きやない?
ありえない、理佐は一体私に何を伝えたいんだろう










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最後までお読み頂きありがとうございました


では、

またね*