小林由依×渡邉理佐(社会人パロ)













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『よし早く行こ』



今日は久しぶりに2人とも仕事がオフのためお出かけをすることになった。
私生活の由依はピアスをバチバチにつけ、タトゥーが見えるか見えないかぐらいの少し際どい服を着る。






「ねぇもう少し露出度の少ない服着ない?」

『えぇ面倒臭い、この格好ラクなんだもん』

「もう誰かに見られた時私知らないからね」

『うるせぇよ、いいもーん』

「はいはい、じゃあ行こっか」






この時は呑気に考えていた
まさかあんなことが起こるなんて



職場からは少し離れたショッピングモールにいき
服や部屋に飾る用の雑貨などを見て回る。


由依はセンスがいいから
毎回模様替えをするタイミングで由依をショッピングモールに連れていき一緒に選んでもらっている。


しばらくして少し休憩スペースで休む。



「だいぶ色々なところ見たね」

『だね』


先程まで元気だった由依が
急に下を向きモゾモゾとし始めた、



『ねぇ、理佐。』

「なに?」




っ、、


あーこれは始まるな



『タバコ吸ってきてもいい?』




ほら出た。
だいたいこの流れでわかっていたが
いつになってもタバコは辞められないらしい

まあ前に比べてだいぶ減ったけどね


うーん、普通に行かせるのもつまらないしちょっとだけ




「私といるよりもタバコなの?」

『っ、、』



ふふ、すごい目が泳いで焦ってる



『理佐の方が大切です』



そう言ってくれる由依はとても優しい
これ以上揶揄うのも可哀想だし最近頑張ってた分たまにはいいよね?



「なーんてね、今日はいいよ。会議頑張ったからね」

『で、でも、やっぱりいいよ。理佐と一緒にいる方がいいし』



上目遣いで目なんてうるうるさせちゃって
見た目とは似つかないあざとさだな

こうなったら由依はあまり引き下がらない
うーん、こうなったら



「私、あそこのお店ちょっと見たいからさ。由依こういうところ苦手でしょ。だからちょっとだけ」

『わ、わかった。すぐ戻ってくるから』







由依side




カチ


『ふぅ』




久しぶりの一服は最高だな。
理佐の優しさには頭が上がらない。

でも、いつかは理佐の為にも辞めないとだよな
理佐の優しさに甘えるだけじゃなくて自分も変わらないと
そしたら理佐との時間ももっと増やせるだろし


昔の自分じゃ考えられなかったことを今の自分は考えられるようになった。
自分がどれほど理佐に惚れ込んでいるのかがよく分かる。


そろそろ理佐のところへ戻ろうと喫煙室から出ようとすると誰もいなかったはずの喫煙室で声が聞こえてきた。




??「ふぅ」



声が聞こえる方をチラ見すると



『あっ、』

「えっ、、」



待て待て待て、えっ、ガチ?
やばい、やらかした。



『藤吉、、さ、ん?』

夏鈴「っ、、えっ、こ、ばやし、、さん?」



完全に気が緩んでた

まさか同じ職場の後輩にこの姿を晒すなんて
私の今までの職場でのキャラや努力が一気に崩れ落ちていった。


 
夏鈴「あっ、えっ、と」



何故だろうか、この姿を晒してしまったことの驚きや焦りよりも
藤吉への疑問や考えが頭の中を支配した。



『藤吉も私と同じなんだな』

「えっ、、」

『ふふ、かっけぇじゃん。そのタトゥーとピアス』




藤吉は目を見開き次の瞬間目付きが変わった



「ありがとうございます。」



この状況に少し慣れてきたのかお互いキャラを捨て話すようになった。

まさか同じ職場に自分と似てる奴がいるとはな。
おもしろいこともあるもんだよな

10分くらい軽く話したが頑なに藤吉は敬語を外そうとしない。
そういうところはしっかりしているんだなと感心した。




『そろそろ出るか』

「そうですね。そういえば小林さんは今日誰かと来てるんですか?」

『あぁ、まあね』

「もしかして、理佐とか?」

『っ、、』

「あはは、図星だ。お2人付き合ってますよねなんとなーく雰囲気で気づいてました」



こいつ意外に揶揄うのとか好きなんだよな
まあ悪い奴ではないしおもしろいからいいけど



夏鈴「私も保乃と来てるんで合流しましょうよ




保乃は確か藤吉と理佐の同期の田村のことか
この2人は距離が周りと比べて近いと思っていたから納得だ。

藤吉が信頼している相手なら
自分のこの姿を見せてもいいと思った





『じゃあ一緒に戻るか』

夏鈴「はい」




2人で喫煙室から出てお店付近に向かう
その途中少し暗がりの所に女性2人が男性に絡まれているのを見つけた。

私たちの体は勝手にそっちの方向へと動いていた。




「ちょっと、やめてください」

男1「2人とも可愛い顔してるね」

男2「スタイルもいいし最高だよ」

保乃「っ、、誰か助けてや、、」




夏鈴「ねえ、私の女に何してるの?」

保乃「か、りん」

男1「あっ、おお君もかわいいね。こういう系統も嫌いじゃないよ」

『チッきもっ』

「由依!」

男2「ああ?」


バン!!!!

『ササッと失せろよ、カスが』

男1「っ、、いくぞ」

男2「お、おう、、、」








理佐side




夏鈴ちゃんがきて由依が壁を殴りつけ耳元で囁いた瞬間
男の人たちは走って逃げていった。


『遅くなってごめん。大丈夫?』

「あっうん」

夏鈴「保乃も大丈夫?」

保乃「うん、大丈夫」



なんとも言えない空気が漂う
それを破ったのは由依だった



『えっと田村さんだよね。』

保乃「は、はい」

『藤吉っておもしろいんだね。これからも仲良く』

保乃「ふふ、はい!」



私たちは近くのカフェに入り色々な話をした。





保乃「まさか由依さんが隠れ治安なんておもってもなかったですよ

「私も夏鈴ちゃんがそうとは思わなかった」

『じゃあ上手く隠せてたってことかな』

夏鈴「ですね」






なんかこの空気感すきかも





保乃「えっこのことって誰か職場で知っている人いるんですか?」

「小池さんが知ってるよ」

保乃「えっ!小池さん?」

「あっうん」

保乃「実は私たちの関係も小池さんだけ知ってるんですよ」




話によると仕事終わりになんかの機会で3人でご飯を食べに行った時に唐突に藤吉さんは隠れ治安なんだねと言われたんだとか
上手く隠すことが出来ないとわかった2人は白状したらしく小池さんには似たような人がいるから何となく気づいたと言われたらしい


保乃「その似てる人って由依さんだったんですね!確かに今考えると似てるかもです」

『はは、みいちゃんには隠し事できないな』







その後しばらく話してお店から出た。
少し辺りを歩いていると





夏鈴「これはもしかして」

『ガチでやばいかも』




前を見ると同じ職場の人たちが数人いた。



「ほら、いつものあるから」

『まじ?ありがと』

「2人はそっちの方にいて」

保乃「えっ、あっはい分かりました!夏鈴いこ」

夏鈴「えっでも小林さんは」

『私は大丈夫だから』




私は由依に上着を着せて髪型を整え耳を隠させた。
すると前から職場の人の輪を抜けひかるが声をかけてきた。



ひかる「あれ?理佐ちゃんと小林さん!!」

「あっ、ひかるやっほー」

『ふふ、こんなところで会うなんて奇遇ね』



相変わらず由依の切り替えの速さは異次元だ。



ひかる「今日は2人でどうされたんですか?」

『ちょっと次の会議の資料集めに付き合ってもらったお礼に少しそこのカフェでお茶してたの』

ひかる「そうなんですね!」

𓏸𓏸「ひかるいくよー、あっ小林さんと理佐だお疲れ様」

『お疲れ様、気をつけてね』

ひかる「はい!では、失礼します」




何とかこの状況を間逃れた少し離れたところで待機している夏鈴ちゃんたちの元へ向かった。



夏鈴・保乃「ありがとうございます」

「どういたしまして」

保乃「由依さんの切り替え凄いですね。なんかギャップ萌えを感じます!」


やっぱりみんな思うよね
だって私も思うもん。
あの切り替えは普通の人じゃ出来ない


夏鈴「私も頑張らないと尊敬します」

『そんな焦ることないよ。ありがと。それに今回は理佐に助けられた。ほんとにありがと』

「私の言う事聞かないんだもん。本当は持ってくるつもり無かったけど念の為ね」

保乃「おふたりの関係憧れます!保乃たちもいつかこんな風になれるように頑張ります。なぁ夏鈴?」

夏鈴「ああ、そうだね」



この後は軽い雑談をして今日は解散になった。
帰路を歩いてる途中


『藤吉も田村も良い奴だね』

「えっ?」

『なんか、ほんと私の周りは良い人に恵まれたよ』


急にいつもだったら言わないうなことを言ってくるから反応に困る。


『理佐、これからも私と一緒にいてね』

「ふふ、もちろん」




どちらともなくお互いが近づいていき唇が交わる。
やっぱり由依とのキスは普通とは違くてそこがまたいい




私は由依とこれから先もずっと一緒にいる未来しか描けない


なぜなら私は由依にハマっているから
なんちゃってね













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最後までお読み頂きありがとうございました




では

またね*