小林由依×渡邉理佐(学パロ)







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『ふふ、りーさちゃん』

「うわっ、こば、、」



あれから毎日一緒に練習するようになった。
すると次第に中も深まって今ではこばは私のことを理佐ちゃんと呼ぶようになった。

そしてそれにこばはクラスでの全体練習でも声が出るようになり雰囲気がでてきた。
それに2人での練習でもどんどん演技や歌唱力が上がっていくこばに私も負けないようにと練習を重ね追いつけるように頑張っている。


『あのさ、ここのシーンなんだけど』


ドタバタ ガチャン

保乃「いつも2人だけずるい!」

「えっ、?」

瑞穂「私たちを除け者にして2人で練習しやがって!!」



いつも通り練習しているとバタバタと騒がしい音がして音のする方を確認すると保乃と瑞穂がいた


『ふふ、元気だね』

保乃「えっ、?由依ちゃん?」

瑞穂「眼鏡外してるし、前髪で目隠してない」

『あぁ確かに忘れてた、3人の前だったら大丈夫なのかも』

保乃「ええ、めっちゃかわいい」

瑞穂「やばいね、これは可愛すぎるわ、衣装着せるのが楽しみ」

保乃「あっそうそう、衣装出来上がったから2人とも1回来てみて」


そう言われ2人に着いて着替えに行く。
今思えば文化祭も明日に近づいていた。
まぁ私たちのクラスは最終日の午後だからまだ少し時間があるけどね


保乃「じゃしゃーんすごいやろ」


かなりこだわった衣装。それにカツラまでついてる


保乃「今日は本番同様の格好をさせるからメイクとかもするな」


そこまでするんだ、すごいな
私が準備している間に他の役の準備が終わり見てみるが
いやぁクオリティが高すぎる

元々ハマり役だったあかねんの女王役
メイクや衣装などが加わることによってさらにオーラが出てリアルになっている、

井上や武元もなんかかなりリアルで誰か全然分からない。

小人組も可愛らしい
なんかこんな感じの小人がいたら楽しいんだろうな。


保乃「よしできた!」


鏡の前に立ち自分の姿を確認する。
うわぁこれが私かすごいな


保乃「いやぁかっこよすぎるやろ。ほんまもんの王子様みたいやな」

瑞穂「こっちもできたよー!」

保乃「おっじゃあせーのでいくで」

保乃・瑞穂「せーの」


目の前の由依に息が止まるのを感じる。
胸の鼓動がどんどん早くなる


保乃「いやぁん、ほんまもんのプリンセスやん。かわいい」


前髪を巻いて目がしっかりと見える
後ろの髪はストレートで片耳にかけ
可愛らしいカチューシャをつけている

目元をきらきらさせて
頬もほんのり明るいピンクで

唇も可愛らしい赤色のリップが塗られていた。

かわいい
唇柔らかそうだな、、


///って何考えてんだ私



瑞穂「り、、、さ、、り、、理佐!!」

「うぉ、なに!」

保乃「ずっと呼んでたで」



いつの間にか由依はクラスと色んな子に囲まれていた。


瑞穂「由依かわいいよね」

保乃「うん、なぁ理佐いつ告るん」

「えっ!?はっ、えっ、!?」

瑞穂「うるさい」


なんで、なんでバレた、いやこれなら隠し通せる


保乃「隠そうと思っても無駄やで、バレバレや」

瑞穂「さすがにね、2年の時から一目惚れとかね」


なんでそこまで知ってるの!?


瑞穂「なんでそこまで知ってるのって思った?」

保乃「そりゃああの日からずっと由依ちゃんのこと目で追ってたら流石に気づくよな」


うそだ、私ってそんなに分かりやすかったっけ、


保乃「早くしないとこの感じ、由依ちゃんモテ始めるよ」


っ、確かにだってあんな可愛い子好きにならないわけないしモテないわけが無いよね、


「まぁ考えとく」


こばの方を向くとみんなに質問攻めされながらも笑って応えている
あの時のこばなら考えられないよな

しばらく経ってそのままリハーサルをした。


友香「いやぁみんなすごく良くなったよ!明日に向けて今日はしっかり休んでね。じゃあ今日は解散!」


私たちは4人で帰ることになった
2人で練習している時にこばも帰り道が私たちと一緒ということを知り一緒に帰ることが増えた。


保乃「とうとう明日から文化祭やね」

瑞穂「誰と回るとか決めた?」

保乃「せっかくなら4人で回ろうや、なぁ由依ちゃん」

『えっと、3人がいいなら一緒に回りたいな』

瑞穂「じゃあ決まりね、どうせ理佐も一緒に回る人いないでしょ」

「なんだその偏見、まぁそうだけどさ」


あっこばが笑った。やっぱり可愛いよな


保乃「見すぎ笑」

「えっ!?」

瑞穂「何大声出して」

『ふふ、理佐ちゃんおもしろいね』


っ、恥ずかしい。
保乃が急に変な事言うから、保乃はこちらを見ながらクスクス笑ってる。ほんとにふざけやがって、はぁ

その後もくだらない話をして私以外の3人は反対路線のため改札で解散した。

あぁ、こばか、、、




翌日とうとう文化祭当日になった。
長い長い開会式が終わり始まった文化祭
この学校は何気にクラス数が多いため来客数も多い。


保乃「高校生ラストの文化祭楽しむぞぉ!」

瑞穂「おお!と言いたいところなんだけどごめん」

保乃「うん?どうしたん?」

瑞穂「実はさ今日美波と回ることになったからさ3人で回って欲しい!明日の午前の部は回れると思うからほんとうにごめん!」

保乃「いいなぁ、瑞穂は恋人がいて」

『ふふ、いいよ。楽しんできてね』

瑞穂「じゃあ理佐頑張れじゃあまた」


頑張れって何がだよ、


保乃「で3人で回ろって言いたいところなんだけど保乃もごめん、実はさバレー部の方の出し物があってちょっと行かなあかんのよ、私も明日の午前の部は回れるから。2人で楽しんで!ってことで理佐頑張れ」


2人揃って頑張れってこばと2人きりどうしろって言うんだよ、


『2人とも理佐ちゃんに頑張れって言ってたけどこの後何かあるの?』

「いや別に何も無いけど、まぁいつもの悪ノリだよ」

『ふふ、そうなの?あのさもし理佐ちゃんが良かったら一緒に回らない?』


まさかの、こばからのお誘い
断る訳にも行かないし多分頑張れってこういうことだよね
よし、2人がくれたチャンス無駄にするのも勿体ないよね


「いいよ、私もこばと回りたい」

『っ、うん、回ろっか』


そんなこんなで2人で回ることになった。
文化祭を回ってる途中からすごくテンションの高いこば


『ねぇ、理佐ちゃん次こっち行ってみない?』

「うん、いこ」

『わぁかわいい、見てみてとれたー!』


こばと付き合ったらこんな感じなのかな
可愛いし幸せすぎてやばいんだろうな

昨日からこばは眼鏡を外して前髪を巻くようになった
可愛いけど、周りのみんなもこばのことを見ているから少しなんか妬いてしまう、


『そうだ保乃ちゃんのところ行ってみる?』

「あっそうだね」

『ほらいこ』


そういいこばは私の右手を繋いで走り出す
どんどん鼓動が早くなり、右手に熱が集中するのを感じる。



『よしついた!』


パッと手を離され少し寂しさを感じた


保乃「おっ2人来てくれたんやね!バレボール体験楽しんでってな」


そういいバレー体験が始まった

『やっぱり難しいね、』

保乃「初めてにしてはすごい上手いで!自信もって!よし次理佐」

「私もやるの、?」

久しぶりにバレーするな
やっぱり体がなまってる感じがする、
今度保乃でも誘って久しぶりにやろうかな


『えっ、すごい!』

保乃「理佐中学時代バレー部やもんね」

『そうなんだ、かっこいいね』

「っ、///」


照れていると保乃が私に耳打ちで何かを伝えてきた。


保乃「何照れてるん笑、それにこっち来る時手繋いでたやろ?やるね理佐」

「っ、それは!」



『2人ともどうしたの?』

保乃「なんでもないで、このあとも2人で楽しんでな」

『ふふ、ありがとう!保乃ちゃんも頑張ってね』


またねぇなんて言いながら手を振る保乃
ほんと油断の隙もないやつだまったく

その後は他のクラスの出店の焼きそばを食べて
ゆるーくまわった。



『理佐ちゃん、疲れた?』

「えっどうして?」

『いや、なんかボッーとしてたから。ごめんね色々連れ回しちゃって』

「いやそんなことないよ、楽しかった」

『ほんとに?なら良かった。あのさあそこで少し休憩しない?』

「うん」


気を遣わせてしまっているのが申し訳ない、
気づけばもう夕方、午後の部も終了に近づいている。



「こば、今日はありがとうすごい楽しかったよ」

『ふふ、私も楽しかった、理佐ちゃんと回れてよかったよ。』


心地の良い風が吹く。


『明日、頑張ろうね』

「うん、そうだね」


そんなこんなで
文化祭1日目が終わった







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最高までお読み頂きありがとうございました。


では、



またね*