小林由依×渡邉理佐(学パロ)
リクエストです。






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あれは多分一目惚れだった

中学三年生
進路を決める季節になった。
中学生活をまともに過ごしてこなかった私にとって進路なんてどうでもよかった。

それでも決めないといけない
担任におすすめされた学校の説明会に行く


「てか、なんで愛佳までいんだよ」

愛佳「いや、私だって忙しいのに来てやってんの感謝しろよ」

「はぁ?頼んでねぇし」

愛佳「担任にお願いされたからお前が学校説明会サボらないようについて行ってくれって」

「余計なことを。さすがにそんなことしねぇよ」

愛佳「ハイハイとりあえず行きますよ」


私の家から電車とバスで1時半くらいの距離
きっと中学の同級生がいない方がいいっていう私の気持ちを先生に読み取られていたのだろう。


愛佳「電車なが」

「嫌ならかえれ」


電車に乗って乗り換えをしバスの停留所に移動する。


愛佳「やっとあと少しだぁ!」


愛佳にとっては苦痛だったみたいだが、ボッーとできる時間が長くて私にとってはいい時間だった。

バス停に着くと前に綺麗な女性が並んでいた。
私よりも多分年上かな?

あんなオーラのある人って本当にいるんだ。
推しもいるし、握手会とか行ったことあるからそういう類のオーラは知っているはずだったのに
それとも違う彼女自身が纏う謎のオーラ
隣にいるのは祖母だろうか?2人は仲良さそうに話していた

彼女の話す声や目がとても優しくて心が吸い込まれてしまいそうだ


愛佳「…り…り……さ…りさ!」

「うぇ?何!」

愛佳「あはは、変な声どこ見てんだよずっと笑」

「いや、別に」


前の女の子見てましたとか言ったら絶対いじられるだろうし


バスが来て中に乗り込む


愛佳「ここ空いてるしここ座ろうぜ」

「う、うん」



まじか、さっきの女の子の斜め後ろの席
私が愛佳よりも奥側に座ったため愛佳の方を見る度に彼女も嫌でも視界に入ってくる

サラサラな髪、華奢な身体
微笑むその顔がとても綺麗であの空間だけ輝いて見えた



𓏸𓏸高校前、𓏸𓏸高校前

そんなことを考えていると目的としていた場所に着いたみたいだ
バスを降りる時彼女と目が合った


ニコッ


ドキッ、、ドキッ、



なんだこの胸の高鳴りは、
知らないこんなの知らない、、、



バスから降りると、



愛佳「えっ!理佐その顔どうした?

「なに、?」

愛佳「茹でダコみたいに首から顔、耳全部真っ赤だよ?笑笑笑」

「っ、、、、はぁ???!!!?」


待って待ってさっきの一瞬で?
顔が?赤くなる?

いや、さすがに思春期すぎやしないか、?
まあ間違いではないけど、

でも、相手女性だし推しと同じ感覚?
でもなかったし、

これが、俗に言う



一目惚れ




なのか、?



でも、もう会うこともないだろうし



「はぁ、」

愛佳「なんだよでかいため息ついて。なぁ、理佐」

「うん?」

愛佳「もしや、さっきバスにいたあの女の子に惚れた?」

「っ、!はっ?馬鹿じゃないの!!?な、な!」

愛佳「焦りすぎたろ笑、やっぱ理佐はわかりやすいし面白いやつだな笑笑」

「う、うるさい!早く行くよ」



こんな感じで騒がしい一日が終わり、
受験も無事に推薦で合格し、中学を卒業することが出来た。

もちろん受かった高校はあの時学校説明会に行った高校だ。

普通に面白そうだったし、もしかしたらまたあの人に会えるかもって浅い期待を込めて、、

はぁつくづく自分てこんな性格だったっけと悩む



ピコン


愛佳:一目惚れした子に会えるといいな、入学式ふぁいと


っ、愛佳のやつ


理佐:余計なお世話だよ、愛佳もな


私はあの時と同じようにバスに乗って向かったがまぁそう簡単に会えるわけでもなく

それにあの日は休日だったしワンチャン祖母とお出かけしてただけかもしれないし

とりあえず入学式行きますか、

学校につき外に張り出されていたクラス表を見て教室に入る
案の定私の苗字は渡邉のため窓側の1番後ろの席だった。

席につき外を見ながらボッーとしていると隣の席の子が話しかけてきた。



𓏸𓏸「初めまして!田村保乃って言います。保乃って呼んでな!よろしく」

「保乃、えっと、私は渡邉理佐です。理佐でいいよ。よろしく」

保乃「理佐か、ええ名前やな。」



この後SHRが始まるまで話した。
思っていたよりも話しやすくてこの子なら友達になれそうと思った。


担任が入ってきて入学式のために体育館に行く
私の両親は共働きのため今日は祖父母が来ていた。

入学式が始まり、1人ずつ名前が呼ばれ
聞いたこともない校歌を歌わさせられ在校生挨拶になった



っ、、、あの人、、



優しいあの瞳と声、サラサラな髪、華奢な身体
間違いないあの時の人だ


在校生代表、生徒会副会長2年C組 小林由依



小林由依、
彼女に合う美しい名前だった


まさか、この学校の生徒しかも生徒会副会長だったなんて、
運がいいのか悪いのか、


私はこの日から覚悟したことがある



保乃「まさか、理佐が生徒会に立候補するなんてね」

「まぁ色々あって」

保乃「由依先輩やろ?」

「っ!」

保乃「保乃が知らんと思ってたん?理佐はわかりやすいしバレバレやで笑」



保乃とは入学式から一緒に過ごすことが増え今ではずっと一緒にいる。

愛佳にもよく言われていたが、私ってそんなにわかりやすいのか?

 

無事生徒会選挙が終わり副会長に当選した。
そのため今日は顔合わせだ。
小林先輩は見事生徒会会長になったため会うことが出来る。


顔合わせも終わり、次々と人が生徒会室から出ていく。

小林先輩とどう距離を詰めようか考えちいると


『ね、ねぇ』


まさかの先輩の方から話しかけられた。


「えっと、私ですか?」

『そう!えっと渡邉さんだよねこれからよろしくね』

「こちらこそよろしくお願いします。なにか、?」

『あっそうだよね。あのさどっかで1度あったことない?』

「えっと、、」

『あのバス停で去年の12月ぐらい』

「あった、ことあります」

『だよね、あの時私の事ずっと見てる子いるなぁて思っててさ軽く覚えてたんだけど入学式の時にいてさ驚いちゃった。それにそれからも時々私の事見てるから覚えちゃった笑』



えっちょっと待って
あの時見てたのバレてたの!!!!!


『ふふ、渡邉さんってわかりやすい子だよね。かわいい』

「えっと、、」

『これから楽しくなりそう。じゃあまたあしたね、理佐ちゃん』

「っ///」








なんだあの笑顔かわいすぎる、

これから私はどうすればいいんだ、









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最後までお読み頂きありがとうございました




小林由依ちゃん卒業おめでとう
卒コンとても素敵でした。
これからも由依ちゃんが幸せでありますように
約8年間お疲れ様でした





では、


次回の作品で


またね*