小林由依×渡邉理佐(リアパロ)
リクエストです








𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄













私の好きな人は女遊びが激しい。
グループを卒業してからさらに増した気がする。
でも、私はそれを承知で貴方を愛したいと思った。

「はぁ、どっかに可愛い女の子いないかな」

私と一緒にいても他の誰かを求める貴方
それでも私は貴方と一緒にいられるだけで良かった


保乃「なぁゆいぽんさんほんまに理佐さんだけはやめといた方がええで」


周りの人に忠告されてもそれが耳に届かないほど私は貴方に夢中だった。
どんなことをしていても誰にどんなことを言われようと私の気持ちが揺らぐことは無かった。


そんなある日女遊びの激しい貴方が
1度だけ私だけを見てくれたような気がした。


「ねぇ由依」


初めてプライベートで私の名前をちゃんと呼んでくれた。
あの時のなんとも言えない感情は今でも覚えている。


「私だけを見てて、」


そう言い私の唇に軽く触れるくらいのキスをしてきた。
離れた瞬間、貴方と目が合う。
その今まで見たことの無いなんとも言えない苦しそうででも幸せそうな目


「ごめんね、、」


貴方はそんな表情で言葉を発したあと
先程のキスとは違い激しい
絡み合うようなキスを交えた。
何度も何度も繰り返すように
私の全てが掻き回すように


どうしてもその瞬間が忘れられない
あの表情、言葉、仕草、すべてが
脳裏にこびりついて離れない。
あの表情を他の誰かにしていると思うともどかしい気持ちでいっぱいになる。



今日の理佐は何も予定が入っていないらしい
なので私は近所のスーパーに行き晩御飯の材料を買って理佐の家に向かった。


今日は気分が良かったため少し回り道をした。
でもそれが良くなかったらしい。



目の前には私の知らない人とキスをしている理佐、


『はぁはぁ』


どんどんと私の脈は早くなり、その場から逃げた。





私だって誰かとキスぐらいできるし、
私だってあなた無しで生きてける、、
私だって、私だって、、私だって、、、。



保乃「あれ?ゆいぽんさん?」

『ほのちゃ、ん?』

保乃「えっ、ゆいぽんさ、ん」

『り、さが、、わかってたのに、』

保乃「だからやめといた方がええって言ったのに、なぁ私じゃあかん?」

そう言い保乃の顔が近づいてくる。

ほら、私だって他の人と、、、


『、や、やめて、、』

保乃「っ、やっぱり由依さんは理佐さんのようにはなれへんよ」

『わ、私だって!』

保乃「強がらんで」

『強がってなんて、強がってなんて、そんなこと』

保乃「ありますよ。今だってそう」

  



っ、
貴方のそんな瞬間を目撃するなんてもう慣れているはずだった。
強がりだってもう体に染み付いていたはずだったのに
なのに目から水が溢れてくるのはなぜなのだろうか、?
きっとあなたへの思いが積もりに積もってもう溢れなそうなのだろう。


辛い、悔しい




保乃「保乃は由依さんがすき。でも理佐さんに叶わんことくらいわかってる。だから保乃に由依さんの手伝いをさせてくれへん?」

『手伝い?』

保乃「由依さんは保乃に合わせるだけでええから」



保乃が何を言っているか正直わからなかった。
でも、正常な判断が出来なくなっていた私は頷くことしか出来なかった。

 

保乃「とりあえず今日は理佐さんの家には行かないで保乃の家に来てください。」

『えっ、?』

保乃「想いを伝えて急に家来てくださいは怪しいかもしれないですけどこれも一応作戦です。夏鈴も呼んでますから。」

『わ、わかった』



とりあえず保乃の家に行き、1日3人で過ごすことになった。



夏鈴「なぁこれ夏鈴も必要やった?」

保乃「必要。夏鈴おらないろいろあかんねん」

夏鈴「ならいいけど。小林さんもさっきからずっと無言ですけど大丈夫ですか?」

『えっ、あ、うん』

夏鈴「ほんま今日みんなどうしたん?理佐さんもなんかさっき連絡した時変やったし」



理佐が、?何かあったのかな、、?




保乃「作戦は順調やね、そろそろり、」




プルルルプルルル

だれかの電話がなる。




夏鈴「由依さんのスマホからですよ?」



画面を確認してみるとそこには理佐の2文字が表示されていた。




保乃「でてもいいですよ」



私は意を決して電話に出る。



『もしもし、、』

「あっもしもし良かった出てくれて今から少し時間ある?」

『えっと、、、ある、よ』

「あいたい」

『っ、、、』

 

なんで?いつもはこんなこと言ってこないくせに    




「今から由依の家いくから」

プツ


一方的に告げて電話を切られてしまった。


保乃「どうでした?」

『今から私の家来るって』

保乃「じゃあ帰りましょうか。」

『でも、いまからじゃ間に合わな、』

保乃「この時のための夏鈴ちゃんです!なぁ夏鈴車運転できるよな?」

夏鈴「ま、まぁ、」

保乃「じゃあ今から行くでーほらほら」



夏鈴ちゃんに車を運転してもらい3人で私の自宅に向かう。

自宅の前まで着くとそこには既に理佐がいた。




「あっ、」

『ごめん遅くなっちゃって』

「いや、大丈夫。それよりなんで保乃と2人?」




2人?まさかそんなはずは無い
だって、さっきまで夏鈴ちゃんが車を運転してきてくれた…


ってあれ?車の方に目を向けるとそこには保乃しかいなかった。保乃がこちらに向かってくる


保乃「理佐さんお久しぶりです」

「久しぶり、、何してたの?」

保乃「理佐さんには関係ないですよね?これは私たちだけの話なので」

「っ、、!、保乃、由依に何したの!?」

保乃「さぁ、?それよりも由依を大切にできない人と一緒にいるよりも大切にできる人と一緒にいた方がいいですよね?」

「っ、、うるさい!、、由依行くよ」

『あっ、ちょっと、、』



一体何が起きたのか分からなかった
力強く手を握られ私の家なのに理佐が合鍵を使って中に入れられる。
玄関が閉まる直前にちらっと保乃の方を見ると口パクで大丈夫と言ってくれた。

何が大丈夫なのかは分からないけど
理佐と向き合うしかないと思った。


リビングに着くと手洗いうがいをし着替えた。
終始怒りのオーラを放っている理佐にどう対応していいのか分からなかった。



『り、りさ?なにか怒ってる?もし怒らせるようなことをしたならごめんなさい』
 



なぜ私が謝っているのか意味がわからなかった
このまま関係が悪化したところで理佐にとっては何も関係ないしなんならこの関係を辞めるチャンスなのに。



私が耐えられなかった。




「ごめん、謝らせるつもりはなかった。ただ由依が他の人といるのがつらい、、、」

『えっ、?』

「自分勝手なのはわかってる散々色んな女の人と遊んどいて由依のことほったらかしてたのに。今更って思われるかもだけど私は由依のことだけを見ていたい。由依といたい」




っ、、
うれし、、

、、、、、。


危ない、あやうく信じてしまうところだった。






『ふふ、理佐は嘘が上手だね。信じるところだったよ』

「嘘なんかじゃ」

『私ね、さっき見ちゃったんだ。理佐が他の女の人とキスしてるところ』



さっきまで理佐との関係を続けるために言葉を紡いでいたのに。いつの間にか本音が溢れて止まらなくなってしまった。
でも、溢れてしまったものはもう止められない。



『わかってた。私だけじゃないことも。なのにいざ自分の目で見ちゃうとさ耐えられなかった。』

「っ、、、、」


理佐の顔を見ると酷く悲しそうな顔をしていた。
なんで理佐がそんな顔するの、?
疑問には思うけど何も言葉に出来なかった。
私は下を向き気まずさに耐えていると



「由依、私にチャンスをくれない」


 
理佐が口を開いた。



『チャンス、?』

「今までたくさん傷つけてしまったけど今回の気持ちは本当だって信じてもらうために頑張るから!」


理佐の勢いに負けて
頷くことしか出来なかった
だって好きなんだもん断るなんて
少しでも可能性があるならできないよ、


すると理佐は嬉しそうに私の手を握ってきた。



「ほんとに!私頑張るから由依に信じて貰えるように」



この言葉信じてもいいの、かな、?






数ヶ月後
確かに理佐は変わった。


でもなんか




『なれないよぉ』

保乃「最近、理佐さんゆいぽんさんにベッタリですもんね」



そうあの日以降、
理佐が他の女の人と出かけることも無くなったし
私の傍にいる。


「ゆーい、可愛いね」

「あっ今日デート行く?」

「これ由依似合いそうだと思って買ったんだ」

「由依のご飯美味しい!」



ずっとこんな調子で今までこんなことなかったから
どうしたらいいのか分からないし慣れない

ずっと心がどきどきして落ち着かない
のに一緒にいると安心してしまう。




保乃「ふふ、幸せそうな顔してますね。そろそろ返事してもええと思いますけど?」



そうだけど
どう反応すればいいのか


『なんか今更どう話を切り出せばいいか分からなくて』

保乃「うーん、難しいですね。あっそうだ!」




保乃の案を聞き上手くいくか分からないけど
試してみようと思った。

仕事を終えて家に帰る



ガチャ



「わあ!由依おかえり!!ご飯食べるそれともお風呂入る?」

『ただいま、先ご飯食べようかな』

「了解!今準備するね」

『ありがとう』




私は手洗いうがいをして部屋着に着替える。
リビングに戻ると美味しそうなご飯が机に並べられていた。


私は席について2人でご飯を食べ始める。



『いただきます』

「召し上がれ!いただきます」

『うん、美味しい』

「よかった!」



この時間は理佐はよく今日何あったなどを話してくれる。
ご飯を食べ終わりお風呂に入ってソファーでテレビを見る。
理佐もお風呂から上がり、そろそろ寝る時間になる。

そろそろ私から話さないとだよね。




『ねえ、理佐』

「うん?どうしたの」

『理佐に話さないといけないことがあって』


理佐も何かを察したのか真剣な眼差しで私のことを見てくる。


『あの日から理佐頑張ってくれたでしょ。嬉しかっただけど無理してない?』

「無理なんかしてないよ。私は私が思うままに由依といたくて勝手にやったことだから。なんか由依のこと考えているといつの間にか色々やりたいって思うんだよね。由依の笑顔を見ていたいって色んな感情を共有していたいって。由依のことが好きだから。愛しているから」



理佐の言葉を聞いて心が温まる感覚がした。
やっぱり心のどこかで不安な気持ちはずっとあってでも今の話を聞いて本当に本気で理佐のこと信じてもいいのかもって思った。


「っ、、由依、?」


理佐が私の頬に触れる。
私は知らない間に泣いていたらしい。
でもこれは辛いからとか悲しいからじゃない
嬉しいから涙が溢れているんだ。



『理佐、私も理佐がすき。愛してる。だから、だから』
 
「『私と付き合って』」


声が被ってしまった。
2人で微笑み合う。



『私が言いたかったのに』

「だーめこれだけは譲れない。由依絶対に幸せにする。私と付き合ってください」

『ふふ、もちろん』

「やったー!!」



理佐は私のことを抱きしめてくれた。
この幸せが続くように。
そう願って私からも抱きしめ返す。



「由依」

『うん?、、んっ、///

「っん、、由依だーすき」




私は貴方の愛を信じる。






𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 








最後までお読みいただきありがとうございました


では、


またね*