小林由依×渡邉理佐(リアパロ)です。






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理佐は最近私に対して余り愛情表現をしてくれなくなった。
それに冷たいしぶっきらぼうである。でも、その中に優しさがあるのを私は知っている。

ほら今日だって、仕事に向かう途中2人で一緒に歩いている時理佐はさりげなく車道側を歩いてくれていた。

こういった些細な優しさに理佐の温かみを感じる。

けどやっぱり不安になってしまうのが恋の厄介なところだ。

他のメンバーには可愛いねとか好きとかよく言うのに私には言ってくれない。私も言われたいななんて、
でも、これを本人に伝えることは無い。だって重い女だって思われたくないし、理佐と一緒にいられることが私の幸せだから。


美波「由依ちゃんそんなに眉間に皺を寄せてどうしたん?可愛い顔が台無しやで」

『みいちゃん、』


みいちゃんは唯一私が理佐と付き合っていることを知っている。
そして毎回わたしと理佐がなにかある度に優しく相談に乗ってくれているのだ。


美波「今回は何があったん。」

『特にこれってことが起きたわけじゃないんだけど、ただ、、』


ガチャ


天「あっ!理佐さん!」


どうやら悩みの種のご登場のようだ。


「みんな久しぶりー、近くで撮影してたから来ちゃった笑。天ちゃん相変わらず元気そうでよかった。」

夏鈴「理佐さんお久しぶりです」

「おっ夏鈴ちゃん久しぶり、今日も可愛いねえ」

夏鈴「ふふ、理佐さん変わってないようで何よりです」

天「お姉ちゃん私は!?」

「うんうん、天ちゃんも可愛いよ」

天「何その棒読み!絶対思ってないじゃん」



みんなに囲まれて嬉しそうな理佐私の前ではあんな顔しないのに。いいなぁ私も理佐と話したい。
このままここにいると嫉妬でおかしくなりそうだったので私はこっそり帰ることにした。
はぁ理佐と帰れると思ったんだけどな。私も我慢出来たら良かったんだけど、、
なんて思いながら久しぶりにお酒を飲もうと思いコンビニに寄る。


家に着き手洗いうがい着替えを済ませ先程コンビニで買ったお酒とおつまみを机に広げる。
溜め録りしといたドラマを選び、宅飲みをスタートした。


しばらくして体が少しふわふわしてきた。


ガチャ


あっ、理佐が帰ってきた。


「ただいま、由依なんで先帰ったの?ってうお、」


私は理佐に抱きついた。


『おかえりぃ、』

「あれ?由依もしかしてお酒飲んでる?」

『りさぁ、好きぃ。ねぇりさは私のこと好きぃ?』



普段言えない言葉がすらすらと出てくる。
お酒の力ってすごいなぁ。今日は少しこの流れに身を任せることにした。


「っ、、ちょっ」

『かわいいねぇ、好きだよぉ、ねぇねぇりさぁ』

「ほんとに由依お酒飲みすぎ水飲みな。」

『いやぁ、いま理佐とお話してるの!』

「はぁ、酔うのもいい加減にしないと」



っ、理佐は低く呆れた声でそう言ってきた。寂しい、
なんだか涙が出てきちゃう。


『グスン、うわあぁん』

「えっ由依!?」

『りしゃは、ヒクッ、ゆいちゃんのこともう好きじゃないんでしょ?



1度流れてしまった涙は止まることを知らなくて、どんどん溢れていく。



「なんで急にそんなこと。そんなことあるわけないじゃん」

『だって、だっていつもゆいの前ではツンツンだもん。最近、由依に好きとかいってくれないじゃん。みんなには言うくせにさ、ゆいもりさから好きとか可愛いとか言われたいもん、グスン


理佐は優しく私のことを抱きしめ、背中を摩ってくれた。



「ごめんね由依、好きだよ。絶対離さないから」



何度も何度も言葉を噛み締めるように伝えてくれた。



「実はさ、」


口を開いた瞬間理佐は思いもよらないことを言ってきた。


嫉妬する由依が可愛くてワザとやってたんだよね。

『えっ、』


ワザと?今までの全部、
てことは私の反応を見て理佐は楽しんでたってこと?こっちの気も知らないで?


『むぅ、最低』

「ごめんね。嫉妬する由依可愛すぎるんだもん」

『普段のゆいは可愛くないの?』

「えっ、そ、そんなことないよ。普段の由依もとびっきり可愛いよ!」

『じゃあ、もうそんなこともうしないで由依悲しいから、ね?



私は精一杯の上目遣いで理佐にお願いをする。



「///由依可愛すぎるんだよぉ、」


理佐は私を力一杯抱きしめてきた。


『り、りしゃ苦しいぃー』

「無理、由依が可愛すぎるのが悪い!」

『いやぁぁ、、』



口では嫌だって言ってるけど本当は少し嬉しい、


「由依、」

『うん?』


チュ


「愛してるよ」

『///』

「照れてるの?可愛い!」


やられてばっかりじゃ性にあわない。
仕返ししてやる!


チュ


「えっ、?」

『仕返しだばーか』

「もう、由依!」



また力一杯理佐は私のことを抱きしめてくれた。

ワザと嫉妬させられるのはもう嫌だけど、たまにはこういうのもありかななんて、思った。

でもこのことは絶対に私からは言わないよ
だってこれが私からの仕返しだから、ね?







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最後までお読み頂きありがとうございました。


では、



またね*