マリオと。その①

一応、職場は同じだから、顔は知ってたけど、名前も知らず、「あれ、珍しく若いスタッフがいる、ちょっと可愛い」くらいにしか思ってなかった。

今年の2月に入ってきた女の子、ステフが私の向いのデスクで、色々話をしているうちにかなり仲良くなった。そして彼女がこの間ツインピークスを観たという話になり、ほぼリアルタイムでツインピークスを観ていた私は大興奮。「ギャー、ツインピークス、私大好きなんだよー。うわー、もう観てから10年以上も経ってるよ。DVD買いたいけど、お金ないし。DVD持ってるんなら貸してくれる?」「私のじゃないけど、あ、じゃぁマリオに聞いてる。」そこで、マリオは彼女の親友で、フラットメートでもあるという事が判明。その一ヵ月後くらいに、ツインピークスのコピーをマリオが私のオフィスに届けてくれた時、初めて、マリオの名前と顔が一致した。

その後、Facebook経由で、携帯の番号とともに、ツインピークス、一緒に観たかったら連絡してよっていうメッセージがきた。一応、お礼をして、私の携帯番号は覚えてないから(笑)、ステフに聞いてくれって返事をした。それ以降、何度か、暇だったら家に行ってもいいか?っていうメッセージが届いた。毎回断って悪いなぁという反面、このしつこさは何こいつ?というのもあり、ステフに、「私はマリオとはまだ友達っていうんでもないし、そう簡単に良く知らない人を家に招待したくないんだよね。ちょっと困ってるんだけど...」とまで相談した。

ステフに説明してもらい、それからは、その日の出来事を簡単に報告する様な控えめなメッセージになり(笑)、だんだんとマリオのことを知るようになった。色々お世話にもなった。