日経の記事です。


中国農業銀行、IPOで最大2兆円調達へ

不良債権処理に備え

 【香港=吉田渉】中国4大商業銀行の1つ、中国農業銀行が7月中旬に予定している上海、香港株式市場での新規株式公開(IPO)の概要が29日、明らかになった。両市場合計での調達額は最大で230億ドル(約2兆円)となる見通しで、過去最大だった2006年の中国工商銀行の約220億ドルを上回る可能性がある。ただ、農業銀行は他の中国大手行と比べ不良債権比率が高いなど、リスク管理体制に問題があるとされ、調達額が230億ドルに届かない可能性もある。

 農業銀行は上海で7月15日、香港では16日に株式を公開する予定。7月7日に最終的な株式の発行条件を発表する見通し。農業銀行は株式公開で調達した資金で資本を増強し、将来の不良債権処理に備える。

 農業銀行の上場により、中国の4大商業銀行はすべて上場することになる。農業銀行は、農村部に開発資金を提供するための専門金融機関として設立され、その後は、一般的な商業銀行に転換した。採算性の低い地方政府向けの融資案件が多く、不良債権比率が一時、20%を超え、中央政府による資本注入で多額の不良債権を処理した経緯がある。


中国農業銀、最大級の上場に 2兆円調達


 【重慶=戸田敬久】中国四大商業銀行のひとつ、中国農業銀行は7月に上海証券取引所で予定する新規株式公開(IPO)の公募価格の上下限価格を公表した。香港市場での調達額も合わせると最大230億ドル(約2兆円)前後と、過去最大のIPO案件だった中国工商銀行(約220億ドル)を上回る可能性がある。中国農業銀はIPOによる資金調達で自己資本を増強し、不良処理に備える。

 農業銀が公表した上海市場での公募価格の上下限価格は2.52~2.68元(約33~35円)。農業銀は上海で最大255億株、香港では同307億株を発行する予定。上海市場からは最大で683億元(約9000億円)を調達する計算だ。上場は上海が7月15日で、公募価格は7日に決定する予定。香港上場は16日。中国式相場は軟調な展開が続いているため、最終的な調達額は200億ドル前後にとどまる可能性はある。

 中国農業銀の公募価格は当初、3元前後を想定。調達額は300億ドル前後に達する可能性があった。だが、割高な公募価格に中国国内の機関投資家らが反発。巨額の資金調達計画が株式市場の需給悪化懸念につながるとの批判もあった。

 中国農業銀は農村部を開発するために設立されたが、その後は一般的な商業銀に転換し、都市部での融資にも積極的。ただ特定分野に強みを持つ中国工商銀、中国建設銀行、中国銀行の他の大手商銀に比べると収益力の安定性では見劣りする。農業銀の今年3月末の不良債権比率は2.46%。20%前後あった以前に比べて大幅に改善しているが、1%前後にとどまるほかの商業銀大手と比べると高い水準だ。






中国農業銀行にとってネガティブな記事だと思うんですけど・・・




公募をすぐに売るなら関係ないかもしれないけど、この記事読むとちょっと不安になりますよね。



将来の不良債権に備えるとか



収益力の安定性では他の大手の大手商銀に見劣りするとか・・



上場前にこの記事は・・・



公募価格は、割安ならいいですけどね~

















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