4年前に結婚した私の長男に今年2月に待望の赤ちゃんが生まれました。

つまり、私には初めて孫ができたわけですが、1回しか会っていないせいか、未だにあまり実感がありません。

明日はその長男の誕生日なので、一昨日、お嫁さんに「プレゼントは何がいいと思う?」とメールで相談したところ、次のような返事が返って来ました。

「誕生日は、お母さんにお礼を言う日なんだと彼は常々言っています。僕を産んでくれた日だから、と。自分がパパになって、より強くお母さんに感謝するようになったと言っていました。なので、お母さんが元気でいてくれることが一番のプレゼントだと思います。」と書いてあって、もう、ジーンときて涙がこみ上げてきました。

息子ももうそんなことを言える年齢になったのか、、、私こそ生まれてきてくれて有難うと心の中で感謝しました。

 

そればかりか、昔、確か、息子が小学校1年生のころだったと思いますが、当時、我が家にホームステイしていたドイツ人女性教師から豪華なおもちゃのクリスマスプレゼントを頂いた息子は、自分もお返しのプレゼントをしたいと言って何やら自分の部屋から出してきて、家にあったラッピング用の紙とセロテープで包んで、リビングにいたその彼女に渡していました。

お料理を作り終えてキッチンから戻った私が息子に「なにをあげたの?」と尋ねると、

「ぼくのクレンヨンをあげたよ」と言うので、私は驚いて、「え~っ、そんなものをあげたの?たしか、あれは2~3本つかっていたよね。つかったものをあげるなんてしつれいでしょ!プレゼントというのは、ふつうはあたらしいものをあげるものなのよ!」と怒ったら、息子は悲しそうな顔で、「だって、ぼく、おかねがないからあたらしいのがかえないんだもん、、、」と言って涙を流し始めたのです。

その時、私はなんて酷い母親だろうと思い、すぐに息子に謝りました。「ごめんね、ごめんね。ママが悪かった」と息子を抱き寄せました。
息子の気持ちを何も考えずに酷いことを言ってしまったと後悔し、今でも心の中であの時はごめんねと謝る自分がいるのです。
情けないですよね。親の権威を振りかざして、偉そうにしている自分が本当に情けなかった。

教育というのは子どもより親にこそ必要だとその時子どもを通して教えられました。

教育=共育、子育ては親育てと言った人がいますがまさしくその通りだと思います。

良いことも悪いことも子どもから学ぶことはたくさんあり、今もそれが続いているんですよね。

大人であっても、欠陥だらけ、よく間違いを犯すし、私は いつまで経っても 心の耕し方が足りないなと感じます。

次回へ続く→