動物愛護法違反:切断の子猫の足と尾、動物保護のNPOに送りつけられる
--横浜 /神奈川
毎日新聞 2013年03月14日 地方版  動物保護に取り組むNPO法人「横浜アニマルファミリー」(横浜市旭区、野中正子理事長)に切断された子猫の足と尾が送りつけられた。通報を受けた旭署が動物愛護法違反容疑で調べている。  同法人によると、今月8日に郵便が届き、封筒内に子猫の足と尾が1個ずつ入ったファスナー付きフリーザーバッグと手紙1枚が入っていた。  手紙は、飼い主がいない猫に不妊手術を施し元の場所に戻す同法人の活動について「野良猫の総数を増やしているようにしか見えない」と指摘。いったん捕獲した猫は放さずに、室内で飼育する人に譲るか殺処分するよう求めていたという。  文面や宛名などはワープロで記され、封筒裏面に「横浜野良猫撲滅会」と記されていた以外、差出人に関する情報はなかった。  40年以上前から猫などの保護活動に取り組み、約10年前に同法人を設立した野中理事長は「許すことはできない。このような脅迫には屈しない」と憤る。さらに「飼い猫、地域猫が同様の被害に遭う恐れがある。注意してほしい」と呼びかけた。【斎藤良太】