採卵日のこと① | ぱんなのポンコツロード。

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ー10年不妊からポンコツ育児へー
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の為、10年間の不妊でした。
手術、治療を重ねてようやく第一子長女出産。
不妊治療、初めての妊娠出産、育児の記録を綴ります。

最初の治療〜挫折まで …子宮退化宣告から始めた通院
治療再開まで …卵巣茎捻転とドリリング手術、先生との出会い
治療再開〜現在まで …体外受精に進むまでのこと
一度目の体外受精まで …一つも採れずに終わった採卵


前回までの流れ。。。。


採卵失敗から二ヶ月。

OHSSを回避する為に
2週間以上かけて少しずつ誘発を続け…

ようやく、
採卵日を迎える事が出来ました爆笑


。。。。


D21、採卵日ですニコニコ


全身麻酔下での採卵の為…
朝から、絶星飲食ナイフとフォーク

前回と同じく、カラッカラの状態で
夫と一緒に病院に向かいましたもぐもぐグラサン




来院指定された時間は8時おねがい


通常の診察が9時〜の為、
待合室には他の患者さんはおらず

私はすぐに名前を呼ばれて
安静室へと案内されました照れ



ハロウィンおばけハロウィンおばけハロウィンおばけハロウィンおばけ

安静室にてPC


カーテンで仕切られたベッド。

そのベッドの上に
ピンク色の手術着が置いてあります。
ラブ水玉模様…かわいい…

看護師さんお母さん
「お洋服と下着を全部脱いで、裸の上に手術着を着てくださいね。準備が出来た頃にまた迎えに来ますね」

もぐもぐ
「わかりましたニコニコ




手術着に着替え、ベッドの上に座って
ふぅ。と、ひと息付くと…



突然、恐怖心が一気に襲ってきました。



卵巣茎捻転の時のこと。
ドリリング手術してもダメだったこと。
一つも採卵出来なかったこと。



もぐもぐ(ダメだ…。今は、考えるな!




反射的に手で顔を覆おうとした時

自分の手がわずかに
震えている事に気が付きました。




もぐもぐ(…なんだよ、もう。このポンコツ…えーん





今更ながら、身体だけでなく
心もポンコツな自分自身に

何だか笑えました。笑い泣きハハハ。





看護師さんお母さん
「準備出来ましたか?手術室の方も整いましたので、ご案内しますね。こちらへどうぞー」

もぐもぐ
「はい」



採卵手術室にてPC

看護師さんお母さん
「じゃあ台に横になってくださいね。お腹張ってるかな?寝れますか?」

もぐもぐ
「張ってますけど、大丈夫です。ありがとうございますニコニコ

看護師さんお母さん
「張ってるよね…。今回も採卵の後は結構痛いと思います。たくさん針を刺すと思うので…。採卵後、痛い時は遠慮なく呼んでくださいね」

もぐもぐ
「はい。わかりましたおねがい


点滴の針を刺し、
血圧計、心電図、測定器を装着…
真顔めっちゃ手際いい。さすがです。

しばらくして、
手術着のおじさん先生おじいちゃん登場。



先生おじいちゃん
「じゃあ、採卵始めますね。少し準備してから麻酔かけますからね」



中をグリグリと消毒して…笑い泣き笑い泣きうぉ

洗浄液でバシャバシャ洗って…笑い泣き笑い泣きぬぉぉー




先生おじいちゃん
「じゃあ麻酔6mmから入れてください。

ぱんなさん、目を瞑っててね。すぐ眠くなりますからね」




酸素マスクを装着され、目を瞑ると…
グラッと目が回りました。



もぐもぐ
(あー、きたきた、麻酔きたー…)




そんな事を思いながら
意識が遠のいていきました…







ーーーーー・・・


次に目を覚ました時は、
もう安静室のベッドの上にいましたニコニコ




安静室にてPC

グラサン
「ぱんな、わかるか?俺だよ」

もぐもぐ
(ぼーーーー……チーン

もぐもぐ
「……ぅん…?もう採卵終わったの?」

グラサン
「うん。終わったよ」

もぐもぐ
「…そうなんだ。……!い、痛い…きた、いったーい……痛い…ゲローゲロー




覚悟していた
激しい痛みに襲われた瞬間ゲロー

胸元に置かれた自分の右手が
何かをしっかり握っていることに
気が付きました。


もぐもぐ
(これ、ナースコールボタン?)



私はすぐさま、
ボタンを押しました。笑い泣き我慢しない!



看護師さんお母さん
「ぱんなさん大丈夫ですか!?」

もぐもぐ
「い、いたくて……」

看護師さんお母さん
「今回はもう座薬入っちゃってるので、痛み止め追加出来るか先生に聞いてきますね!少し待っててね!」




痛みを軽減する為、麻酔後に
ボルタレンを入れられてたようです。
びっくり知らなかった…



看護師さんはすぐに戻ってきました。
痛み止めの、点滴を持って。照れありがたい…



もぐもぐ
「うぅ…痛い…うぅ〜…ゲロー悶絶。

看護師さんお母さん
「痛いよね…。今痛み止めの点滴入れますからね。ちょっと強めの薬なので、少しずつ入れますね…」

もぐもぐ
「はぃ…スミマセンえーん


しばらく悶絶してると、
徐々に徐々に痛みが引いていきました。
チーンかった…



痛みが少し落ち着いてきて…
グッタリしていた時。ゲッソリ

ずっと手を握ってくれてた
グラサンが言いました。



グラサン
「卵、採れたよ」

もぐもぐ
「えっ…ほんとに?」

グラサン
「うん。12個採れたって」←(後に13個だったと判明)

もぐもぐ
「…採れた…12個…採れた…」


ハロウィンおばけハロウィンおばけハロウィンおばけハロウィンおばけハロウィン



採れた…

採れたんだ…!




そう思った時。




自分の中でピンと張り続けていた

糸が…切れたのかも知れません。




一瞬で。

一気に。




涙が溢れ出て…





止まりませんでした…。