治療再開まで …卵巣茎捻転とドリリング手術、先生との出会い
治療再開〜現在まで …体外受精に進むまでのこと
一度目の体外受精まで …一つも採れずに終わった採卵
今回は番外編です
手術の後、先生
傷跡の臨床研究に協力する事になり
不妊治療とは全く別で、
産婦人科に通っていました。
一切治療のない、
不思議な診察風景…
その一幕です
診察室にて
お腹丸出しで
傷跡の写真を撮られる私
先生
「…はい!終わりました!ありがとねー!本当に助かります」
私
「あの、先生!ちょっと聞いていいですか?」
先生
「ハイハイ!何でもどうぞー」
この時、
私達夫婦は旅行を計画していました。
治療を再開する前から
決めていた旅行の為、
もし妊娠したらどうするか?
夫婦で意見が分かれていました
私
「妊娠中の旅行って、先生から見てどうですか?やっぱり危ないですかね…?」
先生
「んー。それは初期?安定期?」
私
「今妊娠したら、初期になっちゃいます」
先生
「そうだねぇ…。今さぁ、テレビとか芸能人でいるじゃん?マタ旅とか言って大きいお腹で旅行に行くの。で、それを発信する」
先生
「正直僕らとしてはね、やめてくれーって思ってるよ」
私
「そうなんですね」
先生
「妊娠は病気じゃないからね、大人しくしてる必要はないんだけど」
先生
「でもどんな正常な妊婦さんでも、いつ何が起こるかは予測はつかないんだよ」
先生
「里帰りは仕方ないと思うけど、長距離の旅行はやめて欲しいなぁ。まして海外なんて行ったら大変だよー」
先生
「海外は保険もきかないし、入院措置になると何百万って請求される例もあるよ」
先生
「航空会社によっては診断書も必要だしね。書けと言われれば書くけど、なるべく書きたくはないなぁと思う」
先生
「100歩譲って安定期ならね…いいかもしれない。行って欲しくはないけど、僕らに止める権利はないからね」
先生
「あとは、行き先の近くの産婦人科をちゃんと調べておくこと。何かあった時の為にね」
先生
「で、どこ行くの?
私
「えと…
先生
「あ、いいねぇ!…妊娠しても行くの?」
私
「私は妊娠したらキャンセルしたいんですけど、夫と意見が割れてて」
私
「夫はキャンセルまでしなくても、のんびり旅行にすれば良いじゃんと…」
私
「で、話がまとまらないので、産科の先生はどう思うのか聞いてみたくなって」
先生
「そっかぁ。ま、僕としてはぱんなさんに一票!かな!」
先生
「このタイミングだと初期に行く事になるしね。リスクが大き過ぎるよ」
私
「やっぱりそうですよね」
先生
「妊娠した時は頑張ってご主人説得してみて。あ、もしかしたら旅行ベイビー出来ちゃうかもしれないね
私
「ははは
本音は行って欲しくはないけど
医者に止める権利はない
……。
止める権利ない、かぁ。
お医者さんの葛藤?のようなものが
見えたような気がしました
まぁ…
結局妊娠はしなかったので
こんな心配は無意味に終わった
ドンマイ
追記
先生は産婦人科だと明るいです。
不妊治療だとめっちゃ淡々としてるのに。
お医者さんもTPOで使い分けてるんですね、きっと!!