治療再開まで …卵巣茎捻転とドリリング手術、先生との出会い
治療再開〜現在まで …体外受精に進むまでのこと
前回までの流れ。。。
卵巣ドリリング手術の効果も虚しく…
全く排卵出来ないどころか
OHSSを繰り返す私

もう体外受精以外の治療では
妊娠は難しいと宣告されます

そして
夫婦での話し合いの結果
体外受精へ進む事を決意します


。。。。
診察室にて

私

「先生、体外受精やりたいです」
先生

「そっか!うん、いいですよ!ご主人とはちゃんと話出来た?」
私

「はい。ちゃんと意見一致出来ました!」
体外受精の説明会に参加する為
先生がサクッと予約を入れてくれます

先生

「ぱんなさん、良かったね。ちゃんとわかってもらえて…」
私

「はい。ここまで来るのに時間掛かっちゃいましたけど…なんとか

先生

「うん、良かったです。また新しい気持ちで頑張りましょう!」
後日…
夫が予定を合わせてくれ、
一緒に説明会へ向かいました


説明会と聞いていたので
少し構えていましたが…
個室での培養士さんとの
面談方式でした

面談室にて

培養士さん

「お待たせしてすみません。ぱんなさんのカルテ、全て見させて頂きました。」
私


「はっ、はい!」
培養士さん

「早速ですが説明に入りますね。お時間としては1時間程、お話させて頂きます」
培養士さん

「質問等あれば、いつでも聞いてください」
私


「よろしくお願いしますっ!」
・体外受精の流れ
・薬の種類、使い方
・成功率
・病院としての考え
・注意事項
そして
・多嚢胞性卵巣症候群のこと
・副作用から来る、OHSSのこと…
などなど
いろいろな事を説明してもらえました

特に
受精卵の分割の過程の写真を見た時は
ほぉ〜〜〜…



と、夫婦で関心してしまいました

培養士さん

「ぱんなさんの場合、誘発すると卵巣が腫れてしまうようなので…また少し苦しい思いをするかもしれません」
私

「そうですね、でも頑張ります」
培養士さん

「たくさん卵が出来過ぎてOHSSになってしまうんですよね。私も、わかります。とても大変な思いをされてきたんだなと」
私

「えっ?」
培養士さん

「私も多嚢胞性卵巣症候群で、体外受精を経験しました」
私

「えーーー

どうりで…
PCOSにすっごい詳しいと思った

培養士さんもPCOSだったんだ…
培養士さん

「体外受精はPCOSの方に向いていて、近道にもなります。採卵の後は美味しいものいっぱい食べて、自分を労ってあげてください!」
培養士さん

「ご主人、奥様は本当に頑張っています。誘発の時、採卵の時、奥様の負担が軽くなるようにしっかりと支えてあげて下さい」
夫

「わかりましたっ!」
私

「(うるうる…


培養士さん

「体外受精に進むと、命が出来ていく過程を目にすることが出来ます」
培養士さん

「これは体外受精を頑張る人だけの特権なんです」
培養士さん

「頑張ってください!全力でサポートします!」
私


「はいっ、ありがとうございます!」
病院を出て駐車場へ向かう途中…
涙がポロポロと零れてきました

夫

「まーた泣いてる…汗か?

私

「汗じゃねーわっっ


私

「培養士さん、子供出来たのかな…」
夫

「どうかなー」
「それより、俺の検査の心配をしてくれ」
私

「………………そーだねー

。。。。
私達の担当になった培養士さんは
PCOSの先輩でした

その時まで、
自分以外のPCOSの人と
会った事がなかった私は
驚いたのと同時に
培養士さんの励ましに、つい…
涙してしまいました

そして、お休み周期をはさんで…
体外受精に臨みます

