
「予約しなきゃならないから、今から向かうなら病院に電話しとくけど。どうする?」
私

「今から行きます

先生

「じゃあ、話はつけておくからね。あ、不妊治療センターじゃなくて産婦人科だからね」
私

「わかりました…

卵巣の根元が捻れているかも?
という仮診断を受け
その場で紹介状を渡された私は
過去に不妊治療に通った
総合病院の前に立っていました

はぁ…
もう来ることはないと思っていた

むしろ来たくなかった…

よたよたと歩いて
総合受付に向かいます

私

「産婦人科を紹介された者なのですが…」
受付

「紹介状はお持ちですか

私

「はい」
受付

「確認しますね。少々お待ちください。」
。。。。
受付

「お待たせしました。確認出来ましたので、そのまま産婦人科の待ち合いへどうぞ」
受付

「お名前が呼ばれると思いますので、待ち合いでお待ちください」
産婦人科の待ち合いに着くと
すぐに名前が呼ばれました

担当は、雰囲気の柔らかい
女医さんでした

内診室にて

先生

「右の卵巣が大きく腫れてますね。」
先生

「ちょっと中、失礼します!これ痛い?」
私

「


先生

「一番痛むのはどの辺りですか?」
私

「お腹の…右下の方でしょうか…」
先生

「この辺かな?」
私

「いっ!!痛ったぁ!!!!…い、です

右の卵巣が大きく腫れている

腹水もある

卵巣よ、やっぱりあなたなの?…
内診室で着替えながら、
痛みからか、
不安からか…
軽い吐き気を覚え
手が震えている事に気付きました

仕方ないよ、こうなったものは…
頑張れ自分

自分を奮い立たせて

この後、診察室に向かいます
