100メートル走。 | 3cmの虫にも5%の魂

100メートル走。

元旦に見ましたネタ番組で、私が以前見た悪夢が素敵なネタになっていたので、私の悪夢をここに書き記して成仏させようと思います。

20x x年。
陸上競技において、100メートル走は他の競技に追いやられ、花形ではなくなっていた。
しかし、かつてはもてはやされた100メートル走。やらないわけにはいかない。
てな訳で、競技場の片隅でひっそりと行われる100メートル走。
しかし、他の競技に押され、100メートルを確保することができなかった。
その距離、およそ5メートル。
しかし、最新の技術でそれはあたかも100メートルかのように映すことが可能である。
そして、100メートル走の選手など、もういない。
そこで、なんやかんやのしがらみがあって、私が100メートル走に出ることになるのですよ。たった一人で。
ああ、もう、無理無理。ヤダヤダ。
嫌がっている私に、ディレクターが言うんです。
「今の技術で5メートルを100メートルのように見せることは可能だ。しかし、イヤイヤ走っているのを真剣に走っているかのように見せることは、いくら技術が進んでも無理だ。」
でもね、5メートルなんです。
いくら鈍足の私が走っても、5メートルでは100メートル世界新が出てしまうではないですか。
2秒か3秒くらいかな。
そうなってしまっては、いくら100メートルが花型ではなくなっていたとしてもコメントを出さないわけにはいかない。
しかも、これまで9秒なんぼであったものが、急に2秒か3秒だ。
「両親に感謝します」くらいなコメントでは許されるはずがない。
しかし、100メートル走の発走は着々と迫ってくる。
スタートの号砲が鳴り、止むを得ず!と真剣に走り始める。
コメントどうするんだ?!

まあ結局、夢の中では全然走れないので、たった5メートルの距離を10秒以上かかってしまい怒号を浴びたままゴール出来ないで目が覚めたのですけどね。

いつかネタにしようと思って、そのままぼんやり時を過ごしていたらバカリズムさんがネタにしているのをテレビで見ることになった。
あーあ、ぼんやりしていたなあ!!