司法書士さんと相談した。抹消登記という方法で、この名義を母にもどせば救われるということ。

こういうことは、ままあるらしく、過誤による贈与というらしい。

 

これによってバカ高い贈与税課税は取り消される。抹消登記に必要な費用は1000円なのだそうです(仕事してもらう司法書士にはいくらか支払う。)。そうですか、それじゃそれします。それで贈与税盗られなくできるんですか?

 

 ----- それがね、だいたいネット上なんかでもそうなるはずとは書いてあるんですが、正式には、

   1 贈与税取り消しはたつのの税務署に

   2 不動産取得税は県税事務所に

  確認されたほうがいいですよ。2つの税は違うとこからかけにくるので管轄が違うのです。だからそれぞれ別々のとこに聞きにいってもらわなあきません。それでほんまに、(税が)かからんようになると確認したら進めましょう。

 

  まずはたつの税務署にいった。司法書士から、窓口の人の名前を聞いておけとのアドバイス。ところが、税務署にいくと、予約がいるので、電話相談だけ受けると書いてあり、電話コーナーで電話がかけられるようになっていて無人である。やり方の紙がおいてある。受話器をとり、急いでいるのでテープの案内を無視して、説明の紙に従って何番おしてとかいうのをやったがうまくいかない。おいてある説明書のバージョンが古く、この紙の通りやると有料の相談窓口に誘導されてしまう。テープの案内をまじめにきくと、ぜんぜん操作が違う。案内の通り番号を選んでいくと、担当が出た。出た人は親切に教えてくれた。速やかに抹消登記したら大丈夫。課税されません。その不動産で担保にしているとか、収益をすでに上げているとかがなければ。とのこと。これは問題ない。もしも課税の通達があっても、抹消の日付を言えば取り消すをしてもらうことができる。OKだ。おわり。

 

 次に県税事務所に行った。不動産取得税をやっている課で出て来た若者に、事情を説明し出すと、けげんな顔で、

 

 --- ええ! 和歌山県の土地ですか(あんたあほですか)。それは和歌山のほうにいかなきゃだめですよ。

 

  知ってます。司法書士から、もしかしたら和歌山のほうに行かなあかんかもしれんとも聞いてました。どこにいってなにをきけばいいかわからんので、ひとまずここに来た次第、と僕はいうが、若いのは

 

 -- (あほやなこのオヤジ) だからここは兵庫県に土地のことしか、、

 

  わかってますが、和歌山にきけばいいのですねしかし、どこにいって何をきけばいいのかもわからないので、教えてもらおうと思ってきたわけで

 

 --- (さらにあほやなこのおやじ) わかりました、前提として兵庫のことしかあつかいませんけど、。。。(なんの前提じゃ)

 

 などと言っているうちに、後ろのほうから年配のベテラン的な、もうちょっと人の話をきいてくれそうなおじさんが出て来て割って入った。

 

 --- 事情をおきかせください。

 

 和歌山の実家の母の土地家屋があって、認知症が進む前に名義変更して売るか貸すか空き家対策できるようにしたが、贈与税が高すぎてとても支払えません。抹消登記で名義をもどすことにしました。しかしそれで不動産所得税課税が本当に取り消しになるかどうかを県税事務所で先に確認してくださいとの司法書士からのアドバイスにより、ここにきました。ひょっとして和歌山にきかなあかんかもしれんとも聞いてはおります。しかし和歌山まで行って、ここじゃわかりません兵庫にいってくださいとか言われたら最悪です。だからひとまずここに来た次第。

 

 --- わかりました

 

  といい、ベテランのほうは、資料を開いて一文を指さし、

 

ーーーー過誤による抹消の場合課税はなくなりますが、これは兵庫県の規約です。自治体ごとに違う可能性があるので、正確には和歌山にきいたほうがいいですよ。

 

  そう、それが聞きたかったのである。そもそもそういうことを教えてもらいたかったのである。和歌山のほうに電話で聞いても答えてもらえるでしょうかと僕は問い、だいじょうぶですとベテランは答えた。

 

  県民が税金のことがわからなくて困って相談にきたのに、あんたはどこへ何しにきた馬鹿なんじゃといった態度で接する若者とか対照的な県民のために仕事してくれる公務員だ。

 

  ということで、和歌山の紀南県税事務所に電話したのだが、こちらも親切な人が出てきて事情を理解し、こちらの連絡先もきいてくれて、抹消を手続きのあとで知らせてくれたら、対応しますと言った。たくさん件数があるので、間違って課税の連絡がいってしまうかもしれないので、あらかじめ言っておいてくれたほうが安全ですよとのことで。抹消を済ませたら即連絡することにした。この対応してくれた人に名前を聞くと、快く教えてくれた。

 

 バカ相手にバカにしないで対応してくれる人はありがたい。