Adventure kingフリーマガジン‼︎ | 湯川正人オフィシャルブログ「This is my life」Powered by Ameba

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表紙になったフリーマガジンの本編の記事です‼︎

手にとれない方々のために。是非読んでいただきたいので。

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MASATO YUKAWA ~虹色に煌めくGLASSY SOUL~

プロサーファーであり、さらにモデルとして、ときにデザイナーとして、DJとして。
湯川正人がもつ虹色の可能性はとどまることを知らない。
リアリティ番組「テラスハウス」で一躍注目を集めた彼の素顔に迫る。

ーテラスハウスはセンセーショナルでしたね。
はい、テラスハウスへの参加は自分にとってとても大きかったです。
オーディションに呼ばれていくっていうのもそんな乗り気じゃなくて。「サーフィンに疲れてるから都内いくのはちょっと・・・」なんて思っていたんです。
でも親友たちが「行こうよ行こうよ」って誘ってくれて。僕らプロサーファー3人で会場にいったんです。そしたら現場で、「この中の一人だけ出演できる」って言われて。
その後僕に連絡がきて。それでテラスハウスに出演して、2回目の放送後に色んな芸能事務所からオファーが来たんです。元々写真を撮られるのが好きなのもあって、プロサーファー以外にモデルとしての活動も始めました。他には舞台に出たり、デザインワークもやらせてもらって。世界が広がりましたね。

ーテラスハウスを経験してのホンネって?
感謝してます!本当に。自分たちの生活を映してくれて、それで面白いって思ってもらえるってことが新鮮でしたし。
プロサーファーの頃は街で声をかけられるなんてことはなかったんですけど、テラスハウスに出てから、ツイッターのフォロワーもグンと増えて、街で歩いていると声をかけてもらえる。
世界が変わりましたね。一時は急激な周囲の変化についていけなくて、蕁麻疹などが出てしまった時期もありました。でも今はそれを乗り越えて、すごく気持ちがいい場所にいます。

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ーサーフィンはいつから?
元々あんまり好きじゃなくて。でも親の影響で6歳くらいのときからずっと海に連れてってもらっていたんですけど、でも年に2~3回くらいしかやらないで。ずっと水泳の選手だったんです。
10歳くらいのときに転校したんですけど、サーフィンをやっている友だちがいて。その影響が大きかったですね。そこからもうハマっちゃって。途中で水泳もやめて、
サーフィン、サーフィン、サーフィン、サーフィン!寝ても覚めてもサーフィンのことばかり考えていました。家が海から一分くらいの場所だったっていうのもよかったですね。

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ー何歳でプロになったんですか?
19歳です。プロになるには険しい道で。アマチュアの中で勝ちあがった数名のアマチュアがプロの本戦に出場、そこで3回勝てばなれるんです。自分がプロになったのは震災の時だったので、試合にでる選手が少なく、ラウンド1からトッププロの選手がでてきていました。

アメリカや海外だとスポンサーがついたり賞金もらえばもうプロと言うことができるんですけど、日本は「プロサーファーの資格」というものをとらなきゃいけなくて。
自分も3回くらいトライして3回目でやっとプロになれたんです。
残り10秒のところで逆転されたり、いつもあと一歩のところでダメで。
そういうのが2回続いて、相当落ち込んだんですけど、「ここで諦めてはいられないな」って思って。
アマチュアの時に自分が勝っていた選手が勝ってプロになっていくのをみて、焦りもありましたね。

ープロの試験への準備はしたんですか?
高校卒業してすぐに3ヶ月カリフォルニアいって、ガッツリサーフィン練習してきました。
もともとカリフォルニアには小学校2年生の時に初めて行って以来何度も行っているんです。
カリフォルニアの空気感は自分にとってすごくフィーリングが合う場所で、自分を育ててくれる場所だと思っているんです。サーフィンだけじゃなくて、陸でも海でも、カリフォルニア人のスタイルにもすごく憧れがあって。自分もああなりたいなって。
刺激を受けたいときはカリフォルニアに行っているんです。

ーカリフォルニアには住みたいですか?
住みたいと思ったりもするけれど、でも3ヶ月以上いたらやっぱり日本が恋しくなりますね。カリフォルニアは日本の次に大好きな場所ですね。

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ー今は大会などにはでているんですか?
2013年の夏に、じん帯損傷して、ずっと大会をパスしていたんです。
僕は大会で勝つというよりも、フォトジェニックなサーファーになりたいとおもっているんです。
写真撮られるのは、陸でもそうですけど、海でも好きなんですよ。
例えば、同じ横乗りスポーツのスノーボードの世界で、コンテストスノーボーダーとフリースノーボーダーっていうのがあるんですけど、コンテストスノーボーダーっていうのはコンテストに勝ってスポンサーからお金をもらう、これに対してフリースノーボーダーっていうのは、写真や映像をのこしてスポンサーからお金をもらうんです。
もちろん演技力もトッププロと変わらないです。ただ試合でわからせるか、フリーサーフィンでわからせるかの違い。
海外のサーフィン界にもそういった文化はあるんですが、まだ日本にはそのジャンルの人がまだいない。そこまでのスタイルが出ている人はまだいない、だからこそ僕はそのジャンルを開拓したいんですフリーサーファーになりたいんです。
コンテストはアマチュアの時にたくさん出て、「楽しかった」のでもう十分。
今は、そんな”陸でも海でもカッコイイ”・・・そんなフォトジェニックなサーファーになりたい。
カリフォルニアにいって、そういうサーファーが多い中そういう気持ちがさらに高まりました。

そこでの日本の第一人者になりたいですね。そのためにいま努力していて、これからがかなり楽しみです。

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まっすぐで正直。
インタビューを通して、彼のそんな内面が浮き彫りになった。
”やりたいと思うこと”を口に出し、興味のあるものにトライしていく・・・。
自分を信じているからこそ、出来ること。
湯川正人は正真正銘の冒険野郎だった。