
自分がリーダーのギグをして「あっこれ楽しい」って思ってやる気になって本腰入れてから1ヶ月。
レコーディングするって決めてから準備期間2週間ほど。ほぼ思いつき無謀計画。
でもひとまず無事終了。ずっと仕事やらギグやらでなかなか集中して曲もかけず練習も出来ずだったし、実際時間をかけてもっと準備ができれば良かったとは思う。新しい弦に替えるタイミングも逃したしね。レコーディングも本当は2日間にわけて、もう少しだけ時間が欲しかった。でも基本的な部分は満足というかひとまず終わって実際のところほっとしています。
場所はDallas Sound Labというスタジオ。Media Tech Instituteという学校の中にありました。
今回のレコーディングで諸々お世話になってるAsahiくんとピアノのRoberto

この2人ずっと暇さえあればパソコンをいじってると思ったら、このスタジオでの様子はオンラインで全部丸見えだったみたいです。それを友達に言って遊んでたみたい。今日会った友人に昨日のセッションオンラインで見たよと言われた。ひまじんめ。しかし何でも出来る恐ろしい世の中になったもんですね。
ドラムと今回一緒にプロデュースをお願いしたStockton Helbing

彼のおかげでスムーズに物事が運びました。Maynard Fergusonをはじめ色々なアーティストの音楽プロデューサーの経験があるし、普段からよく一緒に演奏してるし仲も良いので楽しかった。
世の中便利になって情報があふれて、音楽がデータとして扱われる時代です。
あたしに何が出来るか。新しいことが何か出来るか。きっと今の自分には何もできない。
それでも長く居座ったDentonを離れる覚悟が出来たこの時期に、ここで出会ったミュージシャンたちと何か形にしたかった。
音楽大学に通ったことでちょっと頭が賢くなって、こんな理論上複雑なことができるとか、metric modulationとか算数みたいな要素ばっかに耳が反応して、カッコいいと思うわりにメロディーさえ覚えてない音楽にちょっと疲れていました。もっとシンプルな例えばシャワー浴びながらとか、リハーサルが終わって帰りの車の中で鼻歌でつい出てくるような、かつ自分が言いたいことを言える音楽が作りたかった。それがちょっとは出来た気がします。
だから今回のプロジェクトはジャズミュージシャンには怒られそうなぐらいポップ要素が多いと思う。ストレートな曲ばっかりだし。でも今の自分に自信を持ってJazzですって言えるCDが作れる気がしないし、それにはまだまだ経験もレベルも全然足りません。それはあと10年ぐらいのうちにちゃんとswingとは何ぞやを理解して、その後で出来ればいい。
あくまでもこれは通過点。集大成でもなんでもないです。
今朝その録りたてほやほやほトラックをもらって一日中ずっと聴いてます。
これからそれをミックスしてちゃんとしたCDにする作業に入ります。木曜日から昼間あいている時間をちょっとずつ使ってダラスに通う毎日になりそうです。
このバンドのMyspaceはこちら。いつの間にか出来てます。このページあたしは管理していません(笑)
『YT little d』
www.myspace.com/ytlittled
YTはあたしの名前から、little dとはみんなが住む町Dentonの愛称です。
ミックスが終わり次第音源の一部はここにのせようと思ってます。
よろしゅう。