みなさま、こんばんわ
さくらゆかりです
お引っ越しが、いよいよ月末に迫ってきました。
そんな中、根を詰めすぎて毎日引っ越し準備ばかりしていたら
息が詰まってきて、休憩日が欲しくなり🤩
一日だけ、映画を見に行ってきました
今夜は映画の感想を書いて、引っ越し前シリーズの最終回にします
サンマーク出版より刊行されたビジネス小説
17万部を売り上げたこの小説が原作で
中身は決してギャグ小説ではなく、ストーリーのよく練られたIf(イフ)物語です
もう、封切りから1ヶ月近く…
評判も上々で、大ヒット作とまでは行かないようですけど
さすが「翔んで埼玉」の武内監督の作品だけあって人気作となっています
偉人内閣を取材する報道記者を演じる
浜辺美波さん
ゴジラマイナスワンに続く作品で、とってもキュートです
この貫禄
予告編にもあるように、映画の設定は、コロナが蔓延していた2020年
官邸で感染クラスターが発生し、首相は死亡、閣僚達も倒れて国家の政治が危うくなったときに
世界一のスーパーコンピューターによるAIと最新3Dホログラム技術を活用した
歴史上の偉人を復活させ、彼らに政治を一年間だけ託すという大プロジェクトが開始されます
主な偉人、続いて紹介しますけど、まずは組閣のお披露目のひな壇撮影
総理大臣 徳川家康
野村萬斎
いや~ もう、貫禄が半端ないっすね
もう何をやらせても、野村萬斎さんには適わない
経済産業大臣 織田信長 財務大臣 豊臣秀吉
GACKTさん 竹中直人さん
GACKTさんの織田信長も最強(埼京?? →埼玉) かっこよすぎ
でも、役どころでは、徳川家康のお株を奪う政権の人気者となっています
竹中さんの秀吉 秀吉と言ったら、もう現代は竹中さんの右に出る者はいません
顔を見るたび、笑顔が止まりませんが、意外や意外、最後の大ドンデン返しがあります
徳川吉宗 農林水産大臣 徳川綱吉
高嶋政宏 池田鉄洋
徳川幕府からふたりの将軍が抜擢
徳川家康を東照大権現と崇める将軍家の家柄のため、徳川家康にいきなり会った二人が、「大権現さまーー」と平身低頭する様子がおおいに笑いを誘います
しかし、ふたりとも後生の自身の評判を聞いて、心外とばかり
吉宗公 「おれは暴れん坊なんかじゃなかったぞー」
綱吉公 「犬公方などと呼ばれるのは心外じゃー」
必死の弁解がここぞとばかり散りばめられていて、ユーモラス満点。
秀吉の魔法により、犬に変身させられる綱吉将軍
どこかで見たわんちゃんにそっくりな所が、ご愛敬
聖徳太子 法務大臣 警備隊 土方歳三
長井短 山本耕史
聖徳太子は、記者会見場で何人もの記者の質問に同時に受け答えするシーンが見所
いったいなんで新撰組がという設定自体がすでに大歓迎ですけど、土方歳三も
栗塚明さん以降、最高のはまり役… 山本耕史さん
総務大臣 北条政子 文部科学大臣 紫式部
江口のりこ 観月ありさ
「鎌倉殿の13人」では、北条政子(小池栄子)のライバル役だったのですよ。江口のりこさん
絶妙な起用、素晴らしい
観月ありささん、お化粧が上手すぎて、唯一、劇中で観月ありささんと気づくのが難しい役どころでした
黒柳徹子さんの「徹子の部屋」のオマージュ
北条政子さん以外でもたびたび出てきて、大笑いさせられます
そして、パクリの傑作シーン
2022年 大河ドラマ「光る君へ」です
坂本龍馬 官房長官
赤楚英二
坂本龍馬だけは、記者の浜辺美波さんにスクープのため常に追いかけられるという設定で
いわば、現代と偉人達の橋渡しみたいな設定です
赤楚さんまたこれが、大河ドラマの福山雅治さんに劣らぬ、かっこよさなのですね…
とにかく、こまかいところまで、いろんなオマージュがあって、新型コロナでは、
宮本亜門さんの「上を向いてSONG FOR HOPE プロジェクト」のアレンジ
偉人内閣の冒頭では「大江戸捜査網のテーマ」
が流れてきます
でも
なんと言っても映画の神髄は、現代の政治家に対する痛烈な批判
徳川家康の、政治家は口に出してやると決めたら、かならず実行しなくてはならない
豊臣秀吉は、ひとり50万円の給付金を、全国民に10日内に配る。ぐすぐずするな
坂本龍馬は、財政難を乗り切るため、財界の大企業に債権を引き受けろと迫る
決断力も行動力も何もない今の政治への真逆のストーリーです
財務副大臣 石田三成のもと、若手の財務省職員がいきなり次官に抜擢され、
裃佩刀で出世していく成り行きは、戦国時代そのもの
ネタバレが少ないよう、進んでいきたいのですけど
破天荒内閣のおかげで、日本はコロナ渦からの、経済の立ち直りもワクチン普及も
世界一になり、ついには世界を牛耳ろうという野望まで、国際首脳会議で明かします
しかしこれが反対に各国に警戒されて挫折
これに徳川家康は、「では世界とは和して共存せよ」と述べますが
世界一に有頂天になった豊臣秀吉は、自らが総理になろうという野望を隠し持ち
あるたくらみを起こして、徳川家康を失脚させ
クーデター計画を実行しますが
偉人達はそれに騙されず、最後、豊臣秀吉に一泡吹かせることになります
いろんな映画感想で、多くの観客が心に残ったという長セリフのシーン
豊臣秀吉は
「いまのにっぽん
選挙の投票率も下がり続けで、自分たちで考えることを止めてしまった愚かな国民は
強いリーダーに支配されるほうがいい
世界をリードする国になるんじゃ」
しかし
徳川家康は
「秀吉の言ったことはその通りだが、しかし私はいまいちど、この国民を信じてみたい」
と語り、政治家は自分たちの利益など追い求めず、国民のために尽くすべきと
政治の本道を説きます
野村萬斎の迫力が素晴らしい
ホント、このセリフ
いま総裁選をやっている自民党の議員の方々に、
耳の穴をかっぽじくって、しっかり聞いてほしい
首相官邸から、感慨深げに東京のビル群を眺める徳川家康の姿が、絵になっていました
というわけで、上映期間もそんなに長くないでしょうけれど
とっても真面目な作品なので、興味のある方はぜひ映画館に足をはこんでください
今回が、引っ越し前の最後の更新になります
明日から、デジテル機器も早めのお引っ越しします
引っ越し後は、いまよりだいぶ小さい家に住みます
(ここまで小さくはないですけど)
老後は家のメンテナンスもたいへんなので、でもその方が暮らしやすいですよ
お引っ越し、万歳
この土地で53年間どうもありがとうございました
新居で、家財道具の整理が一段落したら、ゆっくりお風呂に入って、
晩酌など楽しみたい~♨️
鬼太郎~
それではみなさん、新生活後もまたよろしくお願いします
次回更新は、9月の最初の週のどの日かになる予定です
コメントや、いいねのチェックなどまだ追いつきませんが、
すみません。もうしばらくご容赦おねがいします
それでは皆さん、明日も皆さまにとって良い日でありますように~