みなさま、こんばんわ
さくらゆかりです。
アメリカLife誌が選んだ、
「この1000年で最も偉大な業績を残した世界の100人」
というリストがあります
そこには、エジソンやコロンブス、レオナルドダヴィンチなど、世界史で
名の知られた偉人がたくさんいますが、
その中にたったひとり、日本人がいます
その人は
葛飾北斎
今日は、葛飾北斎を私が訪ね歩いた記事をお届けします…
『甲州三坂水面』
まず 昨年4月～6月に、六本木サントリー美術館で開かれた
「大英博物館 北斎ー国内の肉筆画の名品と共にー」
サントリー美術館は、六本木の「東京ミッドタウン」の中にあって‥‥
中はとってもおしゃれ
きれいです
展覧会は、ここで開催されていましたよ
展示されていた絵の数々、100枚くらい！
たっぷり絵画は鑑賞できたのですけれど
写真撮影 許可されたのは 下のふたつだけ
『鎮西八郎為朝図』
『神奈川沖浪裏』
目録から、主な展示作を解説で紹介しますと…
《諸國瀧廻り》
日本全国の滝の絵を描いた作品集 
《諸國名橋奇覧》
全国の有名な橋の絵ばかり描いたニッチな作品集 
両方とも、とってもおもしろく、当時観光ガイドの様な作品だったようです
人物画もたくさん！
《弘法大師修法図》
弘法大師さんを描いた大作
ほかに、自然の動物の絵とか、歴史もの絵巻みたいな絵とか
いろんなジャンルの絵がたくさん！
《流水に鴨図》や《若衆図》
などがありました
葛飾北斎の生涯をここで要約
生年は1760年
6歳 すでに絵を描くことが好きだった
19歳 当時活躍していた浮世絵師 勝川春章（かつかわしゅんしょう）に弟子入り
30代半ばまで、無難な役者絵などを描いていたが、全く人気が出なかった
しかし、その傍らでも、絵の研究は熱心に続けた
36歳 琳派の高名な絵師の名を襲名するとともに、美人画や肉筆画を書き始めるも
やはり、陽の目をみることはなかった
この後、雅号（ペンネーム）をコロコロ変え、その数30回
その後有名な「葛飾北斎」を名乗るようになる
72歳 最高傑作 「富嶽三十六景」を出版
たちまち大人気となり、当初の36枚を越えて10枚追加し、合計46枚となる
90歳 その後、数々の絵を描き続け、人気浮世絵師となり
生涯に描いた絵は3万枚
と言われた。
90歳で生涯を閉じたが、亡くなる直前まで絵を描き続けたという
◎なお、大半の絵は散逸してしまって、現存する絵は3万枚よりはるかに
少ない枚数しか残っていない
続いては、両国にある
すみだ北斎美術館
あ、ここは北斎美術館でなく、途中で、景色のいい
江戸東京博物館のテラスで、風景を撮ったものです
すみだ北斎美術館 は、
ここから200ｍくらい行った所にあって
建物の外観がすごい！ 特徴的！
入り口は、建物の割れ目のようなところから入ります
中へ入ると… そこは北斎にどっぷりとハマる世界…
浮世絵の絵の制作過程がくわしく 展示されてましたよ
続いて、年代別に次々に、作品の解説が…
こちらが、富嶽三十六景の中の有名な赤富士
『凱風快晴』
こちらでも、ビッグ・ウエーブと世界から称されている
『神奈川沖浪裏』
がくわしく紹介されていましたよ
『神奈川沖浪裏』
晩年の頃の、葛飾北斎のアトリエ？ と執筆生活の再現セットも
あります
富嶽三十六景、もっと見たくなりますよね
『江戸日本橋』
『東都浅草本願寺』
『下目黒』
『武陽佃嶌』 佃島
『東海道品川御殿の不二』 御殿山
『相州江の島』
『相州箱根湖水』
『山下白雨』
現代の風景を思い浮かべながら鑑賞すると、また興味深いですね
ちなみに、北斎、これらの絵のほとんどすべて、実際に現地に行って
そこで確認して描いたとされています
さて、今回の前編はここまでで
２回目は、
…浮世絵のプロジェクションマッピング（チームラボ）
…北斎の浅草にある墓地
をお届けする予定です
ごらんくださいね。
それでは皆さん、明日も皆さまにとって良い日でありますように～