わたしのマトカ
◇homepageより
森と湖の美しい国で出会ったのは、シャイだけど暖かい人たちだった…。
映画「かもめ食堂」の撮影でフィンランドに1カ月滞在したことをきっかけに書き下ろした、初めてのエッセイ集。
人情味溢れるエピソードが満載。
出版社:幻冬舎
発売日:2010/2/1
著者:片桐はいり
久しぶりに、映画「かもめ食堂」を観たのをきっかけに読み始めた一冊。
タイトルの「マトカ」は、
フィンランド語で「旅」という意味だそう。
映画の撮影そのものの話はあまり無く、
滞在中にひとりであちこちの街を散策した話が中心です。
この本、北欧柄の装丁も素敵なんですー✨
(汚したくなくて、私はブックカバーをかけちゃったけど。)
どんなことにも興味津々で、
カタコト英語で現地の方と合流をする
片桐はいりさんの素敵なお人柄のおかげで、
読んでいるとまるで一緒にフィンランドを
旅をしているような気分になれます✨
読み終わったらまたこの映画を観たくなって、
観たらまた読みたくなって…という
ループに入ります

わたしの大好きな食にまつわるお話も
たくさん出てくるのですが、それがまた楽しい!
単に美味しい…と言うだけではない、
はいりさんの独特の表現に引き込まれます✨
個人的には、トナカイ肉にベリーソースがかかったお料理を、
「フィンランドの森をまるごといただいている」…と、表現されていたのが印象的でした

はいりさんの文章がすっかり気に入ってしまって、
他に出されているエッセイ本も、
ただいま順番に読破中です。