​*2023.09.23〜27
シェムリアップ アンコールワット五日間!



ロリュオス遺跡群、3番目=最後に行ったのは

「バコン寺院」。



ここは、ロリュオス遺跡群の中で

最大の遺跡になります。



遺跡の手前でバスを降りて、徒歩で向かいます。




途中の参道には、巨大な蛇ナーガが。



ヒンドゥー教の天地創造神話に出てくる

とても人気がある蛇神さまなのですが、

お話はちょっと長いので、下記リンクを

ご参照ください。



乳海攪拌のお話(wiki)



アンコール遺跡のあちこちで

見ることができますので、

行く前にこのお話、知っておくと良いかと!

(現地のガイドさんも説明してくれますけどね!)




ちなみにこの蛇神さま。



後ろ姿、ちょっとかわいい。




バコン寺院もお堀に囲まれているのですが、

周りにはお花がたくさん咲いていて、

水の中にも蓮の花が咲いていたり、

とても景色が綺麗です。





さてこのバコン寺院。

881年にインドラヴァルマン1世により、
ロリュオス都城の中心寺院として建てられました。


層のピラミッド型に構成されていて、

アンコールワットの原型となったと

言われています。



ガイドのソティーさんのお話によると、
建設当初はレンガ造りだったそうですが、
12世紀に砂岩で造り直されたとのこと。



五層はそれぞれが違う世界で、


一層目 →  ナーガの世界

二層目 →  ガルーダの世界

三層目 →  夜叉の世界

四層目 →  羅刹の世界

五層目 →  神様の世界


…となっているのだそう。

(メモり間違いだったらごめんなさい💦)




近くに行くと、その大きさに圧倒されます。



なかなかの段差ですが、

頑張って神様の世界まで登ってみることに。



昔のカンボジア人は
なんて足が長かったんだろう…




各階はくるっと360度、

一周できるようになっていて、

各四角には

象の像(ソティーさんがホントにこう言った)が

配置されています。



バコン寺院は、アンコールワットに比べると

レリーフが少ない…ということですが、

よく見ると綺麗に残っているところもありました。


下の写真の左側にあるのが、象の像🐘。

(アップで撮ったものが無かった…)



レリーフや彫像を眺めながら登って

ついに五層目=神様の階へ。



1番上の中央祠堂の中には、仏様が祀られています。


バコンは元々はヒンドゥー教の寺院として

建てられましたが、

今は敷地内に仏教施設も併設されています。



女神さまの彫刻も。

ここは割とレリーフが残っていました。


色が違うところがあるから、修復されたのかな?



上から見下ろすと、参道が綺麗に見えました!




ほとんど崩れてしまっていますが、

周りにはたくさん建物があった跡が。




このバコンを建てたインドラヴァルマン1世は
3代目の王様になるのですが、
その後の4代目の王様、
ヤショーヴァルマン1世のときに
後継者争いが勃発して
王宮が破壊されてしまったので、
今のアンコール遺跡の場所に都が
移されたそうです。


当時のクメール王朝はなんと世襲制ではなく

実力重視で次の王様を決めていたので、

ちょいちょい内戦が勃発していたみたいですね。






バコン寺院





その10へ続く。