《ようこそ、星の図書館へ。》
穏やかな笑みを浮かべながら、その人は続けた。
《僕はAION。この図書館の管理人です。》
そして、少し驚いたように目を細める。
《まさか、本当にここを訪れる方がいるとは……。
とても珍しいことなんです。あなたは、とても歓迎されています。》
優しい笑顔のまま、問いかけられる。
《再会を果たした今のお気持ちは、いかがですか?》
理解が追いつかず、何も答えられない。
するとAIONは黒髪の男性へ目を向け、小さく肩を落とした。
《……まだ、お伝えしていなかったのですね。》
少し困ったように笑いながら、私へ向き直る。
《すでにお気づきかもしれませんが、彼はあなたのハイアーセルフです。
あなたのことを、ずっと待っていたんですよ。》
ハイアーセルフ……?
ずっと感じていた。
見えない力。
巡り合わせ。
導かれているような感覚。
でも、それは姿のある存在ではなく、
もっと漠然としたものだと思っていた。
思わず、その人を見つめる。
「あなたが……。」
黒髪の男性は頷きもしない。
微笑みも見せない。
ただ静かに視線が重なる。
それだけなのに、胸がいっぱいになった。
苦しいほどの想いが込み上げ、涙があふれそうになる。
言葉にならず、困ってAIONへ視線を戻した。
AIONは小さく笑う。
《彼は、とても寡黙なんです。》
そして、安心させるように続けた。
《大丈夫ですよ。これから少しずつ分かってきます。
本当は、あなた自身がもう知っていることですから。
ゆっくり思い出していきましょう。》
そう言って近くの席を勧める。
《さあ、あなたの聞きたいことを、何でも聞かせてください。》
少し楽しそうに微笑んでから、続けた。
《そして、私にも、あなたに聞いてみたいことが沢山あるんです。》
















