むかしむかし、あるところに、男の子と一緒になって山や川を駆け回ってる元気な女の子がいました。
その女の子は猫ちゃんが大好きでした。
いっぱい遊んだ帰り道、可愛い猫ちゃんと出会うと、いつもおうちに連れて帰りました。
でも、次の朝起きたら、決まって猫ちゃんはいなくなっていました。
女の子が寝ているうちに、お父さんがどこかに連れていってしまったようです。
そんな日々が続いたある日、何度も何度もうちに戻ってくる猫ちゃんがいました。
そしてとうとう猫ちゃんはうちの中で暮らせるようになりました。
女の子はとても喜びました。絵本を並べて迷路を作ったりして、猫ちゃんと楽しく遊びました。
猫ちゃんは【みぃ】ちゃんという名前になりました。
その頃は、どこのお家でも猫ちゃんは放し飼いでした。みぃちゃんも自由にお外へ出かけ、ゴハンの時間になると家に帰って来ました。
女の子とみぃちゃんの楽しい日々はしばらく続きました。
でも・・・
ある日、みぃちゃんは帰って来ませんでした。
次の日も、その次の日も・・・。
結局、みぃちゃんの姿を見ることは二度とありませんでした。
人懐こかったから、誰かに連れて行かれたのか?
どこかで事故にあったのか?
今となっては何も分かりません。
・・・つづく
⬆️ これは私が三歳くらいの頃のお話しです。
おぼろげな記憶と、両親から聞いていた話を合わせて、初めて猫ちゃんと関わった経験を綴りました。
あたちたち仲間だにゃ😸
