| 5パーセントの男といっても、 |
消費税男のことではありません
1996年に発覚した事件 |
| 住友商事の元非鉄金属部長、浜中泰男さんのお話 |
| 彼はLME(ロンドン金属取引所)の銅の取引で |
| その才能を発揮し、どんどん昇進しました |
| しかし、彼は簿外に損失を隠していました |
| 彼は、簿外の損失を取り戻そうと、大きな取引に |
| 手を染め、簿外損失が発覚した時には |
その総額は2850億円に達していました
(96年 住友銅事件) |
| この話から、私はいろいろ考えてみました |
| ゼロサムゲームに関してなんですけど、 |
| 例えば、50人の人が、1人100万円の資金で、 |
| ゼロサムゲームを行うと、多分、少数の勝者と、 |
| 多数の敗者に分かれると思います、 |
| だから、一般論では、多数の敗者が生まれると |
| 考えられてますね |
| だけど、現実の社会には所得格差が存在します |
| つまり、みんな同じ元手で参加するわけではありません |
| 年収300万円の人もいれば、 |
| 年収10億円の人もいます |
| 人数からすれば、 |
| 年収300万ぐらいの人=人数多い |
| 年収10億ぐらいの人=人数少ない |
| ですので、 |
| さっきと同じ50人で |
| 1人は10億の元手、49人は300万円の元手で |
| ゼロサムゲームをする場合を想定してみましょう |
| この場合、もしも、10億の人が大負けすれば、 |
| 少数の敗者と、多数の勝者、という結果になる可能性 |
| もあるわけです、 |
(もちろんそうならない場合もあります)
|
| だから、ゼロサムゲームだからといって、 |
| 多数の敗者とは限らないと私は思いました |
| 例えば、1人で1000億円損した人がいれば、 |
| その反対側には、数え切れないほどの勝者がいるかも |
| 知れないわけですよね、 |