19週4日。

 

ももちゃん(胎児ネーム)は順調に育ってくれていたけれど、

どうしても心臓のことが気になっていた。

 

若丸くんのときに、心疾患が遺伝ではないことは検査済だったけれど、あの壮絶な経験のおかげで、ふつうなら知らなくて済むような知識だけは豊富にあり、安定期を迎えても(まだ、わからない。)と常に構えていた。

 

そして迎えた検診で、若丸くんのことを説明し、胎児スクリーニングを早めにしてもらった。

 

もし何かあれば心臓の専門医に診てもらえるように…

 

やさしいくまさんは、ゆっくり、特に心臓をじっくり診てくれた。

 

「4つ部屋があり、血管の走行も正常です。」と…

 

若丸くんのときは、日本でいう胎児ドックというものが保険でついており、ハイレゾの機械で前期、中期、後期と胎児を診てくれる。

 

その1回目で心疾患がわかった。

まだ心臓は豆粒のようなサイズのときだった。

 

日本では胎児スクリーニングとして、中期、後期と診てくれるけれど、機械はいつもの超音波検査の機械とおなじ。

 

それでもやさしいくまさんは、

 

「この時点で重大な心疾患があれば、わかります。」

 

と説明してくれた。

だから、問題ないと教えてもらって本当に安心した。

 

他に脳、胃、腎臓、脊髄、お顔などにも問題なかった。

 

そして、

 

「ついてませんね。女の子で間違いないね。」

 

と性別再確認もしてくれた。

 

いやぁ、よかった。

 

文字通り肩の荷が下りた様子で診察室をでると、主人と若丸くんが待っていた。

 

これから4Dエコー。

 

家族でももちゃんのお顔拝見。

 

30分くらいかけて、丁寧にももちゃんを見せてくれた。

 

あごを上げたり下げたり、胎盤にチューするようなお口をしたり、

手を上げたり下げたり。

 

さすが、若丸妹。よく動く。

 

エコーで全身が見れるのは今ぐらいまでらしい。

 

さぁ、これからももちゃんはどんどん大きくなります。