゛知というものには、常に何か目的が潜んでいる。知は目的を持っているのである。
ならば、その目的とは何だろうか。
知の特徴とは何だろうか。
支配し自分の物にしようという意志である。"
ー哲学者 ミシェル・フーコー
知識を得るということは、素晴らしいこと、良いこととされているけれど、それは結局、その知識がなりたつ枠組みのなかに、自分からすすんで「繋がれる」ためにそうしている。
そういう面がありますね。
社会を知れば知るほど、社会に繋がれ。
科学を知れば知るほど、科学に縛られ。
慈悲を知れば知るほど、慈悲に縛られ。
そこを、縛られながらも突き抜ける人は少ない。
とっても、難しいことだわ。
でも、何にも知識を得ないでいる人は、突き抜けてるんじゃなくて、彷徨ってるだけだ。
知識じゃない、心で感じよう!と言っている人ほど、実は何にも感じてないし。
感じてると思い込んでるだけ。