やっと戻ってきたみくから聞いた話
息子が上京した日
私は仕事もあったし 父親(元・夫)や義母(元・姑)が送って行くと思い
メールだけで 見送りはしませんでした
父親 義母 ゆうな みく の4人で
新幹線のホームまで見送ったらしいのですが
いつもいつも 喧嘩ばっかりしていた3歳違いの息子とゆうな
『いい加減 お兄ちゃんって呼びなさい』と促しても
常に呼び捨てにしていて
たまに来る我が家で 取っ組み合いや 殴り合いの喧嘩もよくしていたけど
新幹線に乗り込む息子を見て
ゆうなは 人知れず泣いていたそうです
以来 昨日まで毎日 電話していたらしい
みくの卒業式の日 お昼に焼き肉を食べながら
今まで言いたくて言えなかった事を 話しました
今の状況は 決して良い事ではなく
3人には本当に苦労をさせてきた
でも 兄妹はどこまで行っても兄妹
どんな親でも 子供にとっては唯一の親だけど
必ずと言っていいほど 先に死ぬ
だから あなた達は この先働いたり結婚して
それぞれの世界や生活が出来ても
ずっと 仲良く 助け合って欲しい
好きで長男に生まれた訳ではないだろうけど
やっぱり妹達の面倒を見て欲しいし
ゆうなも真ん中で お兄ちゃんを助け
みくを支えて欲しい
今はまだ みくもちびっこだけど
社会人になって目線が同じになれば
みくが2人を助ける場面も きっとあると思う
だから 3人が3人とも よろしくね…
みくはおちゃらけて 『うちが助けるなんて 絶対ないー(笑)』
と言ってたけど
息子とゆうなは うんうんって頷いていました
ゆうなの涙を 息子が気付いたのかどうかは定かではないけど
なんだか 『北の国から』 の 純と蛍みたいな
そんな 温かい兄妹で 良かったと 心から思います