青森県黒石市
江戸時代前期、黒石初代領主の津軽信英は弘前藩主の急死により五千石を分知され、
黒石津軽家が誕生しました。
この黒石津軽家の創立により、信英は陣屋を作ると共に分知以前からある古い街並みに
侍町・職人町・商人町を加えて新しい町割りを行いました。
これが現在の街並みの基本になっています
こみせが連なる街並みは『重要伝統的建造物群保存地区』に選定されています
こみせと道路の堺は、柱があるだけで固定された建具は入っておらず
屋内でもなく屋外でもない中間領域的な歩行空間になっていて
自由に通行できます
こちらの こみせ駅 『くろいし』の方が
親切に見学場所やらバスの停車区域について教えて下さいました
有難うございました
(写真はありませんが)
ここの店内に・・・
こんな張り紙が・・・
ロック アコースティック
古い街並み・お店にも関わらず、なぜかとても雰囲気がマッチしていて
素敵なんだろうなぁ・・・と
皆は気にも留めてなかったようでしたが、私一人でしみじみ見入っておりました
うちの男性陣がトイレを探していて 発見
この先にトイレがあるんですが・・・
なんとも雰囲気ありますよね~
勿論 昔からある建物ではなく
街並みの雰囲気に合わせて後付けされた建物ではありますが
銀山温泉の 今は倒産してしまった某旅館(外人さんの女将がいた事で有名)の様に
景観を崩してまで今流行りの高い旅館に変貌させてしまうのとは違って
Cafeであろうと、何だろうと
あくまでくろいしの街並みを守ろうとする住民の方々の想いが
伝わりますね・・・
理髪店だって この通り・・・
こちらは 玉垂 中村亀吉酒造
名前の通り 酒屋さんです
いつ誰が訪れてもいいように見学用に手入れされたお座敷
この奥に居住スペースがある模様で
人の声や物音がしていました
残念ながら 酒蔵は見学不可でした
ここはNHK大河ドラマ『いのち』の舞台になり
また ここで実際にロケも行われたそうです
主演の三田佳子さんと石野真子の当時の写真も飾ってありました
ここの 案内のおばちゃんが面白い方で
70歳は超えてるかな・・・お話し好き・酒好きで
私たちに試飲を勧めつつ 自身もちょこちょこ飲まれて
大丈夫?っていうくらい絶好調でした
(・・・とここで、案内して下さった方々の写真が全くないのに気付く・・・
これは 国の重要文化財にもなっている 『高橋家』
私の親戚ではありません あしからず
米屋・・・です
味噌 醤油 塩などの製造や販売もしていたそうです
建物についていろいろ説明がありましたが ちと私には難しくて
現在は喫茶店になっておりますです、はい
(そんな簡単な説明で良いのか?)
外は寒くて凍えそうでしたが
なんとも風情のある街並みを堪能しました
子供には少々厳しいかもしれませんが
S子さん曰く だんだん歳重ねてくるとこういう所って、なんか、こう・・・
いいよね
そうだねー゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
まぁ彼女はまだ30代前半ですけどね
40代半ばに差し掛かろうとしている私にも十分 素敵な街並みでございました
一度は行ってみて損はない こみせ通りでした