中村裕香里です！
劇団時間制作
「うるさくて、うるさくて、耳を塞いでもやはりうるさくて」
4/9に、無事に全公演が終わりました。
振り返りが遅くなってしまったけど
本当に濃い濃い日々でした。
毎日泣きながら
稽古場に向かうような現場に入りたいって
ここ最近はずっと思ってて
それがまさに実現された現場でした。
泣きながらというのは
本当に号泣しながら
向かうという意味ではなくて（笑）
そのくらい厳しい現場に入って
鍛えなおされたいなってずっと思ってて。
追い詰められて
もうどうしようもなくなった先に
見えるものがあるはずだというか。
そこまで行くのに
相当ボロボロになったけどね。
でもそれは
チームみんながその状態で。
それを1人1人が乗り越えようとすることで
自然とみんなが手を取り合う形になって
みんなで繋ぐんだってパワーになって
統合失調症という
難しい題材を扱うにあたって
生半可な覚悟では出来なくて
わたしには情報を収集することと
とにかく想像することしか出来ないから
どこにも答えがない物との闘いで
どうしてわたしの脳みそはこんなにも
ポンコツなんだって何度も思ったし
元気な時のシーンでも
人生やり直してもっとその時々の感情とか
きちんと感じ直してこれたらとか
我慢してたこととか我慢しないで
生きてくれば良かったなとか思ったけど
我慢した時に感じた感情も
それはそれで必要な感情だし
今のままでも使えるものは
たくさんあるはずだって思って。
必死に過去の感情を探しました。
人生が全て。
これからの人生
もっと自分と向き合う時間を増やして
お芝居に活かしていけるように
生きたいなって思いました。
ラストも
「えっ、、ここで終わるの。」
ってところで終わったし
辛い印象が強いと思うけど
私が演じた麻子にとっては
とても幸せを感じてるラストだったんだよ。
幸せというか。
前向きになって
一歩踏み出してるというか。
まあ、お客様が見て感じたことが全てだし
正解だと思うから
色々話すのはやめときます。
とにかく
お芝居をまた好きになれた
これが1番大きい収穫でした。
良かった。
面会の時にみんなが話してくれる内容とか
話したいけど話せないテンションの感じとか
やっぱりいつもと違ってることが
なんとなく嬉しかったし
感想のリプの長文さとか
読んでるとあー、たくさん考えて感じて
観てくれたんだな。
逃げずに向き合って観てくれたんだなって
思えました。
本当にありがとうございました。
まだ発表出来てないけど
今年は大きな劇場での舞台も決まってます。
６月のミュージカルも本当に楽しみだしチャンス
ずっとわたしを応援してくれてる方も
最近知ってくれた方にも
応援してて良かったって
心から思えってもらえるように
１つ１つのお仕事に
しっかり向き合って
もっとステップアップしていけるように
努力していきます。
感謝。
追記
終わって、1番に思ったこと。
「あ。もう何も考えないで明るい曲聞いても良いんだ。」
（気分元気になっちゃうから暗い曲聴くようにしてた。あと麻子が好きであろう曲を役のために。）
最初に聞いた曲
ももクロちゃんの 「走れ！」
（笑）
♪笑顔が止まらない 踊る心止まらない
動き出すよ 君の元へ 走れ 走れ 走れ♪
歌詞に涙が出そうになりました。笑
おしまい。