河野 啓さんの「デス・ゾーン」を読みました。
 
凍傷で指を失ってもエベレストへの夢を諦めなかった栗城史多さんを取材されたディレクターさんの書かれた書籍です。
 
 
私はとある会社様のパーティーで栗城さんが講習を行われた時に司会を担当させて頂いた事があり、その時は既に指を失われた後でした。
 
あの時の栗城さんのキラキラとした瞳、溌剌とした口調、前向きなお人柄に短時間で魅了されたものです。
 
 
そんな思い出から手に取ったこの本は、栗城さんというキャラクターを冷静に見つめられた河野さんの視点で、栗城さんと登山、そしてそれ以外での栗城さんが描かれています。
 
とても常識的な感覚で物事を判断されていて、読んでいて気持ちよく、読書後には河野さんのお人柄に共感と惹かれる気持ちも出て参りました。
 
河野さんが栗城さんの事を思い、考え、費やした全ての事を、読書という形で共有させて頂いたと思えます。
 
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